建築家・ナイトウタカシさんのブログ「上から光を取り入れるには?」

上から光を取り入れるには?

2021/09/21 更新

いろんな光が交錯しています。(一枚目)



窓を通して落ちてきている直接の光と、

壁に反射して落ちてきて言える間接光です。



こちらの家。

北側の道路以外、三方を囲まれた住宅密集地にある

狭小住宅なんですよね。



最初に敷地を見た時、あまりの暗さにビックリしました。

とても人気のある地下鉄駅から徒歩数分の土地なので、

こういった厳しい条件というのは、よくあります。



敷地の中からと、その敷地を含むブロックをぐるぐる回って

光の道があることを発見しました。



ただ。

それは、隣家と隣家のほんの少しの隙間です。



そこで、リビングの吹き抜けを、その隙間に向かって設けて、

隣家の距離とか高さを想定しながら、窓を配置しました。



おかげで、この光が取りこめたわけですから。

大正解でした。



当たり前なんですが、狭小住宅や周囲を囲まれた敷地の場合、

こういった工夫は、必要かなと思います。



ただ、だからといって、たた上から光をとればいい

ということでもありません。



しっかりと、敷地の持つ周りの環境を読み取りたいところです。



たとえば、二枚目。



画像の向かって左側が南になります。



その南から、きれいな光入ってきてます。

上の方に取り付けた窓を、ハイサイド窓というのですが、

その窓から。



実は、こちらの家の南側って、接近して隣家が建っています。

東西長手の敷地だったので、「普通に」考えれば、

東をメインで、サブで西から光を取り入れる計画になりがちです。



実際、HM等の規格型の家の場合だと、それしか選択できないと思います。



こちらの家では、その隣家の屋根の上に窓が配置されるよう

高さを設定して、ハイサイド窓、さらには吹き抜けの高さを設定してます。



南から、光をずっと取り入れるために必要なカタチを

家として実現しているんです。



こちらの家におじゃまして、長い時間過ごすとビックリします。

朝から夕方まで、照明は点灯しなくても、快適に暮らせる

明るさがあるからです。



南に接近した家がドドーンと建ってるのに、

それを感じさせない明るさ感なんです。



しっかりと意図して、光を取り込むためのハイサイド窓は、

とても効果的なので、家づくりのパートナーとしっかり相談しながら

採用を検討してくださいね。



ちなみに。

上からの光というと、天窓(トップライト)を想像される方が

多いかもしれませんね。(三枚目)



実際、すごい光が差し込んできますよ。

直接でも、間接でも、その明るさは、想像しているよりすごいです。



ただし、天窓の場合にはいくつか補足が必要です。



雨仕舞。

屋根に穴をあけることにはなるので、

メーカーや工務店ともしっかり相談しながら、注意して施工が必要です。



光の強さ。

すごく光は取れますが、光が強すぎる場合も。

あまり強い光があると、その光が行き届かない場所との差が

強くなるので、バランス感が必要ですね。



暑さ対策。

南に向いた屋根に設置すると、夏場の日差しで暑くなります。

壁面についた窓に比べると、その暑さは比較になりません。

取付向きにはご注意ください。





せっかくの家ですから。

しっかりと明るさ感を確保できる家にできるといいですね。



明るさ感は、快適さに直結しますので。

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