建築家・ナイトウタカシさんのブログ「階段デザインについて⑤(イナズマ)」

階段デザインについて⑤(イナズマ)

2023/02/22 更新

昨日は、鉄骨のスケルトン階段でしたね。



鉄骨の階段は、シャープに見せることができるので、

モダンなインテリアにする場合は、よく採用されます。



例えば。こんな感じ。



側面の鉄骨が、ギザギザと階段状になったデザイン。



それが、イナズマみたいに見えるということで、

「イナズマ階段」なんて言われてます。



昨日ご紹介したような、直線的なデザインもいいのですが、

ギザギザしているだけで、オブジェみたいにみえませんか?



それ一つあると、空間の雰囲気が一気に変化しますよ。



画像の家では、床仕上げが石目のフロアタイルで、

実は、インテリアに木目を一切採用していませんでした。



かなりモダンでスタイリッシュな空間を要望されていたので。



なので。

踏板をスチールにするかどうか。

迷われましたが、昨日お話しした通り、

音のことや冷え感を考慮して、集成材を採用しています。



そうそう。

ここで、一つポイントがあります。



踏板の集成材を塗装していますが、木目は残しています。

あくまで木目を柄として見せつつ、色はかなり濃いめにして

見た目木目が目立たないようにはしています。



もし。

木目をつぶして、塗装してしまうと。。

踏板の分厚さだけが目立ってしまうんです。



鉄はうすくできますが、木はうすくできないので。



シャープに見せるつもりが、野暮ったく。。。

できれば避けたいですよね。



それと。手すり。

こちらは、最上段だけ、木を採用したいところですが、

その太さが目立ってしまうため、

こちらの家では、すべてを鉄骨部材のみで構成しました。



通常は、細く見せるため、断面が平たい部材を採用しますが、

こちらでは、しっかり手すり感をだすため、角部材にしています。



そうそう。

イナズマ階段の場合は、階段下に行く際、鉄骨の角が危ないため、

けがしないよう、注意してくださいね。



明日は、木製のスケルトン階段のお話しです。

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