建築家・ナイトウタカシさんのブログ「外壁って何がいいの?24(外壁に漆喰!)」

外壁って何がいいの?24(外壁に漆喰!)

2023/10/31 更新

昨日は、ジョリパットという樹脂系の
塗り壁材のお話しをしました。

色柄が豊富で魅力的ですし、
弾性を選べば割れも低減できます。

だから、よく採用されています。

ジョリパットに似た他メーカー商品もありますが、
やはり、よく採用されているのは、ジョリパットですね。

それ以外で、塗り壁っていうと??

少し思い出してください。
お城の壁って、何色でした?

白い部分ありますよね?
古民家とかで見かける蔵も白くないですか?


その白い壁。漆喰なんです。

内部だけでなく、外部にも使うんですか?
って声が聞こえてきます(笑)

昔からよく使われている外壁材の一つです。

さらに。
洋風のかわいらしい家に、真っ白の外壁って
みたことありませんか?

それも、漆喰が多いかも。

前者は、日本の漆喰で、後者はスイスの漆喰。
厳密にいうと、少し違うのですが、細かなことはさておき、
ともに、漆喰ではあって、外壁に使っています。

その白さといったら、まぶしいくらいですよね。
消石灰が主成分ですから、それは白いはずです。

その白さって、着色とかしたわけではないので、
そもそも色褪せとか変色ってありません。

それと。
漆喰を調べると、こんな話が出てくると思います。

強アルカリなので、カビが付かない。
静電気が発生しないので、埃が付きにくい。
自浄作用があるから汚れにくい。
とても堅くて、長持ちする。

さらには、メンテナンスフリーだなんて。。

なんか、すごい材料みたいなんですけど、
そこまでのすごさはないですね。

例えば。
車の通りが多い道路沿いであれば、
どうしても黒ずんできますし。

風通しが悪くて、ジメジメしがちな環境の場合は、
カビも発生したりしますから。

そして、真っ白さゆえに、ちょっとした汚れでも目立ちます。

なので。
もし、真っ白さを気に入って漆喰を採用したとして、
それを継続したい場合には、定期的なメンテが必要です。

控えめに言っても、汚れはつきます。

それと。
とても堅い素材で長持ちしそうなもんですが、
堅い=弾性でないので、下地に追従して、
割れは発生しやすかったりします。

なんだか。。
漆喰がよくないみたいな内容になってしまいましたが。。。

自然素材で、調湿採用があったりするのは、いいところ。
その白さはほんと美しいです。

ただ、メンテナンスは、相応に必要な仕上げなので、
その辺は理解した上で、採用していただけるといいかな。
そんな風に思っています。

今日はここまで。

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