住まいの第一印象は「玄関までの演出」が8割!?｜リフォーム、増築・改築ならリフォームO-uccino

玄関は「家の顔」となる

●全体に統一感を持たせる

玄関ポーチのイメージは、「ポーチの階段」「庇（ひさし）」「ドア」の3つの要素で決まります。それぞれの素材や色調に統一感を持たせて自然に調和したイメージを心がけましょう。

●高低差で変化を演出

アプローチに段差を設けることで、公的領域から私的領域への変化を意識づけることができます。

意外に見落とされがち!?ポーチの機能と役割

●ポーチにはデザインと機能が求められる

ポーチにはデザインだけでなく、開くドアを避けるスペースや雨や雪の落ちる方向を考慮したつくり、雨が当たらない高さに設置した屋根、ガレージとの接続性、滑り止めが施されたポーチのタイルなど、様々な機能が求められます。

●ポーチの屋根をどうするか

独立した庇を付けるのが一般的です。庇は、ファサードのシルエットを意識して選びましょう。

●ポーチに必要な広さ

一般的には3.3㎡程度が必要とされています。広くできなければ、内開きのドアや引き戸なども検討しましょう。

玄関ドアの選定ポイント

●調和と個性を考慮する

家の第一印象を決める玄関のドア。全体との調和を考慮しつつ、個性を表現したドアを選びましょう。

●玄関ドア

和風住宅なら引戸、洋風住宅なら金属製ドアのように、建物との調和を考慮して選びましょう。

●玄関ドアのタイプと特徴

素材は金属製または木製で、主に「シングルタイプ」「親子タイプ」「両扉タイプ」「引戸」の4タイプがあります。

●金属ドア

・アルミ形材
現在最も普及しているタイプのドア。 耐久性・耐候性に優れています。

・コート鋼鈑
耐久性の高い材質です。仕上がりも美しく、価格もリーズナブルです。

・ステンレス
腐食に強いのが特徴です。表面加工による光沢の有無が、異なる表情をつくります。

●木製ドア

無垢材が主流。乾燥後のウレタン塗装で表面の耐水性・耐摩擦性を高めています。

●高性能ドア

・断熱ドア
ウレタンフォームなどで気密・断熱効果を高めたドア。結露を防ぎ、遮音性も高めます。

・防火ドア
防火地域用で使用されるドアで、鋼鈑製のものが多くなっています。

●玄関ドア金物

建具金物の代表は丁番と取っ手です。取っ手はレバーハンドルやバーハンドルが最近の主流です。

玄関の小物・設備の選び方

玄関の小物・設備は機能性はもちろん、デザインのポイントにもなります。エクステリアのトータルイメージとして慎重に選びましょう。

●照明（外灯）

取り付け方法ごとに「天井付き」「壁付き」「スタンド型」「フットライト型」などがあります。なお各場所の照明で重視したい点は次の通りです。用途にあった取り付け方法を選びましょう。

1.アプローチ／階段ポーチ／門回り
安全性・防犯性を重視

2.主庭や植え込み（人が潜める場所をつくらない）
防犯性を重視

3.主庭／バルコニー／テラス／サービスヤード
夜間使用・作業性を重視

●表札

一目で分かる場所に設置します。素材は、木や石、プロンズ、銅、アルミ、ステンレスなどさまざまです。

●ポスト

屋外に設置する場合、ステンレス製やアルミ製など、耐久性・耐水性のある素材を選ぶことが重要です。

●その他

エクステリアにはさまざまな機器が必要となるので、ゾーニングプラン（配置計画）に組み込んでおきましよう。 1.設備機器
エアコンの室外機や給湯機、プロパンガス、ヒートポンプユニットなどです。メンテナンス用の作業スペースも確保しましょう。

2.散水栓
洗車や水やり、掃除などに必要となります。「埋め込みタイプ」と「建柱タイプ」があります。

3.メーターボックス（電気／ガス）・屋外コンセント
電気のメーターボックスは、門扉と同じデザインとした小扉を付けるなどの工夫をしましょう。