建築家 清水裕子+清水貞博+松崎正寿さんの作品事例

NT.house
| 建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
|---|---|---|---|---|
| リフォーム・リノベーション・増改築 | 郊外 | 5490万円 | - | 東京都 |
改修物件であるが、周辺環境に対応した大小2つのインナーテラスを設けることで自然を味わえる空間を提案している。
室内全体については、既存の梁を隠しながらも天井高さを確保するため、折り上げ天井と間接照明を全体にわたって採用している。各部屋の間仕切りには欄間が設けられており、空間が視覚的につながることで、広がりを感じさせるとともに、自然光が部屋の隅々まで届くようになっている。
素材と色彩に関しては、壁と天井には漆喰、床には大判タイルやカーペットを使用し、作り付けの家具を含め、全体を白系統の色彩で統一している。これにより自然光と間接照明によって。それぞれの素材感が際立つ空間となっている。

WN.house
| 建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
|---|---|---|---|---|
| 注文住宅 | 高台 | 5720万円 | - | 東京都 |
敷地は都内の高台の傾斜地に位置し、敷地面積は約33坪あり戸建住宅としては十分であるが、用途地域が第一種低層住居専用地域、建蔽率55%、容積率100%、斜線制限、条例など厳しい法規制がかかる。
上記の条件より、斜面に沿った最大限の地盤を積層することで、敷地全体を有効化することを提案した。
地盤は浮かせることで十分な採光、通風を確保するともに、外部へと視線を連続させたり、地盤の段差にスリットを設ける事で上階のテラスへと視線を連続させている。
斜面に沿った敷地に最大限の地盤を積層させることで、全ての層が敷地最大限に有効化されると共に、その地盤上の諸室に接地性をもたらし、諸室から地盤、地盤から外部へと空間が広がっていく住宅を実現している。

HO.house
| 建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
|---|---|---|---|---|
| 注文住宅 | 都市部 | 6140万円 | - | 東京都 |
道路レベルの1階はRC造とし、ビルトインガレージ、玄関、AVルームを配置し、そこから半層上がった中1階に北側の中庭と連続するリビングがあり、更に1.2m上がると2階のダイニングキッチンがある。ダイニングキッチンの道路側壁面には下部収納を設け、その上部はオリーブが植わる花壇となっている。中庭、リビング、ダイニングキッチン、花壇は階段状に繋がった一体の地形となり、中庭と共にRCの壁で包まれている。RCの壁は人の視線が通る前面道路側は、上部に眺望が望める高さに調整し、隣地建物との距離がある東側は壁の高さを少し下げ、周囲の景観を取り入れている。隣地との距離が近い西側は壁の高さを上げ、更に壁面収納を設けることで、距離感を保っている。

NJ.house
| 建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
|---|---|---|---|---|
| 注文住宅 | 都市部 | 6150万円 | - | 東京都 |
建物は、古くからこの場所で商売を営んでいたご両親とご夫婦の2世帯住宅+貸店舗で、1Fは駅から近い立地条件を活かした貸店舗とし、2Fに両親世帯+共用水廻り、3Fに子世帯住宅を配置している。
周辺に対して開口部を大きく開かずに、RCの壁で囲われたプライバシーの高い形状が良いと考え、各住戸への光は、建物の上部から積極的に取り込み、その光を建物全体に行き渡らせる工夫をしている。

WA.house
| 建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
|---|---|---|---|---|
| 注文住宅 | 住宅密集地 | 6150万円 | - | 東京都 |
斜線制限をクリアする最大限に囲われたRC壁の内部を構成する諸室の間を、外部と上方からの光を取り込むことで、高いプライバシーとセキュリティを確保しつつ、室内の全てに光と風が行き届く明るく開放的な住宅を実現している。

KM.house
| 建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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| 注文住宅 | 住宅密集地 | 7030万円 | 2023年 | 東京都 |
多くの諸室を配置する必要がある1Fは敷地最大限に壁で囲い、その中心にLDKを配置している。LDKの南側に中庭、玄関、SIC、倉庫を設け、LDKの北側に親世帯の寝室、水廻りを配置し、浴室に面して中庭を設けている。2Fのヴォリュームは隣地との距離を保ちながら、LDKの真上に浮かせ、1Fとの間に出来た4周のハイサイドライトが家の中心にあるLDKに採光、通風をもたらしている。家の中心となるLDKは外観では閉じた印象だが、中に入ると、南側の中庭、4周のハイサイドライト、2Fのガラス床から光が降り注ぐ、明るく、風通しの良い開放的な空間となっており、諸室がLDKの周りに配置されているため、家族の気配を感じやすい家となっている。

OK.house
| 建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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| 注文住宅 | 住宅密集地 | 8000万円 | - | 東京都 |
外周部のバッファゾーン、セットバックされた外壁、その内側に諸室を取り囲むように配置された中庭による入れ子状の空間が、そこに住む人や、訪れる人、美術品を柔らかな光と風によって包み込む住環境が実現されている。








