建築家・ナイトウタカシさんのブログ「外壁って何がいいの?29(タイル②!!!」

外壁って何がいいの?29(タイル②!!!

2023/11/07 更新

昨日から、再び外壁のお話しが始まってます。
ちょうど、私の大好きな素材、タイルの話題。

ほんと。
いろんな色柄、大きさ、表情があって、
自分だけの外観を実現するのに、大きく貢献してくれます。

高級感とか、重厚感も出せるのは、
タイルの魅力の大きな一つですよね。

見た目は素晴らしくいいのですが
気になる一番のポイントは。費用ですよね。

タイルって、どうしても工事費用が高くなります。

ただ。
見方を変えると、その高さが気にならなくなります。
今日は、その内容からお話ししていきます。

タイルって、陶磁器=焼きものです。
焼き物という意味では、屋根の瓦と一緒です。

他の素材のように、何かを塗装したりして、
着色しているわけではないため、
色褪せはそもそもしません。

そこがポイントですよね。
色褪せしない=塗り替え不要なんですから。

他素材の場合は、基本的に15年以内に
一度は塗り替えが必要なのですが、
こちらは、その必要がないんですよね。

もちろん、一生メンテフリーということではなくて、
タイルがはがれてきていないか等の確認は必要です。
その辺が問題なければ、大がかりなメンテは
必要ないです。

規模にもよりますが、15年に一度の塗装費用が、
150万円ほどかかると想定すると、30年目で、
300万円費用がかかることになります。

もしタイルとの差額が、それ以下であれば、
トータルでみたら高く感じません。

さらに言えば。
その先も塗り替えは不要なんですから。

初期投資をしておくと、あとで得をする。
そんな感覚の素材だったりしますね。

ちなみに。
他素材で、30年以上保証とかあったりしますが、
そんな長持ちする塗装があったら、みな使いますから。

将来、素晴らしい塗料が出るかもしれませんが、
今のところは、15年くらいがいいところです。

そうそう。
タイルを使うとして、初期投資を抑えたい。
もしそうであれば。。

タイルを上手にセレクトすることが大事です。

例えば。タイルを一枚ずつ張っていく。
そうであれば、作業代が高くなりそうなのって、
イメージつきますよね?
職人の手間が多い分、高くなります。

なので。
タイルを選ぶときに、複数枚のタイルを
30cm角ほどのシートに張ってあるタイプを
セレクトするのがオススメ。

複数枚を一気に張っていけるので、
かなり費用を抑えることができますから。

ただ、そういうシートに張ってあるタイプは、
全体的にタイルが小さめです。

見た目と費用とのバランスを見て、
採用箇所を切り替えたりしながら、セレクトできると
いいと思いますよ。

タイル=費用が高い。
その見方って、一面的です。
多面的な考え方から素材を決めていけるといいですね。

明日は、タイルの大きさによって、
張り方が変わったりします。
その辺をご紹介していきたいと思います。

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