建築家・ナイトウタカシさんのブログ「土地探しのポイント(防災)㉑」

土地探しのポイント(防災)㉑

2025/07/29 更新

先日から、土地探しの中で大事なこととして
防災の側面についてお話しています。

各市町村からハザードマップが出ているのですが、
それだけでは情報不足な場合も。。

それを補足する意味で、土地の近隣の方に
話を聞いてみるといいですよ。
そんなお話でした。

不動産仲介の方では情報不足の場合もあるので、
その辺は覚えておいてくださいね。

今日は、ハザードマップに関係するお話の続き。

突然ですけど。
眺望のよい高台の土地に魅力を感じますか?



昼間に海が見えていたりすると素敵ですし、
夜、お酒を片手に街の夜景を眺めながら、
自分の時間を過ごすなんていうのもいいですよね。

眼下に街が展開しているのも何だか優越感があって
いいなって思うかもしれません。

すごく魅力はあるんですけど。。
気軽にその土地に決めてるのは危険です。

崖条例のこと言ってるの?
って思った方。素晴らしいですね。

ただ、それだけでもないことがあります。

敷地の裏手に急傾斜地が迫っているとか。
その土地の奥がすごい傾斜地になってるとか。

眺望がいいとなると、そういう状況になってる
ということは、可能性としてあり得ますよね。

そんな時は。
その土地が、急傾斜地崩壊危険区域ではないか、
土砂災害警戒区域ではないかを把握しましょう。

傾斜地ゆえに、土砂災害が絡む可能性はあるし、
建物を建てる上で、規制がかかるし、許可も必要。

法的な取り扱いはさておき。
実際のところ、土砂が家に影響をもたらすのは
全く嬉しくないはずでしょう。

そういったリスクを踏まえても、ここがいい!
ということであれば、いいんですが。。

そうそう。
それと、話は少しは割りますが。
もう一つ違う切り口をお話しておきます。

以前別の切り口でお話していたのですが。。
隣地境界線にある、お隣さんもしくは共有の
コンクリートブロック塀について。

ある一定以上の高さになったら、塀の直交方向に
支えとして、控え壁が必要だったり、今では、
しっかり鉄筋を入れるようなルールがあります。

ただ、数十年前ともなると、基礎がないとか
鉄筋が入ってない、控え壁がないのに10段積み。。

そんなかなり危ない塀は、皆さんが思う以上に
存在しています。

何とかしたくても、隣家の所有物でだと、
何ともなりません。。

できれば避けた方がよいのですが、
その土地をどうしてもほしい!ということなら、
対策がないわけでもありません。

そんな時は、不動産ではなく、建築に詳しい方に
相談してから購入を決めることをお勧めします。

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