建築家ブログ一覧
当サイト加盟の建築家によるブログを新着順でご紹介します。
整っていない土地だから考えられる暮らし
2026/02/09 更新 ナイトウタカシさんのブログ

整っていない土地を見ると、 最初に浮かぶのは 「難しそうだな」という感覚かもしれません。 形がいびつで、 高低差があったり、 周囲との関係も少し複雑だったり。 設計をする前から、 条件が揃っていないように見えると、 暮らしも窮屈になるのでは、 と感じてしまいます。 でも、 整っていない土地に向き合っていると、 別の考え方が 立ち上がってくることがあります。 「この土地に、 どんな暮らしを当てはめる...
形の悪い土地に、可能性が眠っていること
2026/02/08 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を探していると、 「形の良い土地」が 基準になりがちです。 四角くて、 無駄がなくて、 建物を置きやすそう。 たしかに、 設計のしやすさだけを考えれば、 整った形の土地は 安心感があります。 一方で、 旗竿地だったり、 三角形だったり、 どこか欠けていたり。 いわゆる 「形の悪い土地」は、 最初から候補から外されることも 少なくありません。 でも、 現地に立ってみると、 そうした土地...
条件を足し算しても、答えにならない理由
2026/02/07 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地探しをしていると、 自然と 条件を書き出すことになります。 広さは、これくらい。 価格は、この範囲。 日当たりは南向き。 駅からは徒歩〇分以内。 一つひとつは、 とてもまっとうな条件です。 そして多くの方が、 こう考えます。 「条件をたくさん満たしている土地ほど、 良い土地なのではないか」 でも実際には、 条件をいくつ足し算しても、 答えが見えてこないことがあります。 すべての...
その土地で、無理をしないという判断
2026/02/06 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を見ていると、 「ここなら、 工夫すれば何とかなりそうですね」 そんな言葉が 浮かんでくることがあります。 建物の配置をずらしたり、 間取りを少し工夫したり。 設計の力で 乗り越えられそうに見える課題も、 たしかにあります。 でも同時に、 心のどこかで 「少し、無理をしているかもしれない」 そんな感覚が 芽生えることもあります。 設計は、 可能性を広げる仕事です。 だからこそ、...
周囲の家との“距離感”をどう読むか
2026/02/05 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を見るとき、 どうしても 敷地そのものに目が向きがちです。 広さや形、 道路との関係。 でも実際には、 その土地だけで 暮らしが完結することはありません。 必ず、 周囲の家との関係が 生まれます。 隣の家との距離。 向かいの家との位置関係。 斜めに見える窓や、 背の高い建物。 それらは、 数字としては 図面に描かれています。 けれど、 「距離感」は 数字だけでは測れません。 ...
「良い土地」に見えて少し引っかかる時
2026/02/04 更新 ナイトウタカシさんのブログ

とても「良い土地」に見える。 価格も想定内で、 広さもあり、 日当たりも悪くない。 不動産会社さんからも 「人気が出そうですね」 と言われる。 それなのに、 現地に立つと、 なぜか心が静かにならない。 「悪くはないんですけど……」 そう言いながら、 言葉が続かなくなる。 そんな場面に、 何度も立ち会ってきました。 条件が整っているのに、 踏み切れない。 その感覚を、 無理に...
朝・昼・夜で表情が変わる土地
2026/02/03 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を見るとき、 多くの方は 一度か二度、現地に足を運びます。 その時間帯は、 たいてい昼間です。 明るくて、 見通しもよくて、 不動産会社さんとも予定が合わせやすい。 でも、 その土地が持っている表情は、 昼の顔だけではありません。 朝。 まだ空気が少し冷たく、 周囲の動きもゆっくりな時間。 光の入り方や、 影の落ち方で、 同じ場所でも まったく違った印象になります。 鳥の声が聞...
対話から生まれた世界に一つの家。赤羽の家
2026/02/02 更新 相川直子+佐藤勤さんのブログ

家づくりは、自分たちの生き方を見つめ直す旅です。私たちはその旅の良きガイドでありたいと願っています。 □ 敷地の声を聴き、建主の想いを紐解く設計の始まり 私たちが家づくりを始めるとき、まず行うのは徹底的な「対話」です。 それは、単に「部屋の数」や「希望の間取り」を伺うことではありません。 「どんな時に幸せを感じるか」「大切にしている価値観」など、建主様の人生の根源に触れるところから始まります。 同時に、私たちは敷地を訪れ、敷...
設計者と現場監督、双方の視点から
2026/02/02 更新 本井公浩さんのブログ

[設計者と現場監督、双方の視点からアプローチします] 設計事務所「本井建築研究所一級建築士事務所」に併設する施工会社「プラスビルド」を開設し、設計から施工までを一貫して請け負う体制を整えて6年目を迎えました。 近年、私たちは「考えながらつくる」という姿勢をより強く持つようになりました。総合プロデュースという立場で現場に立つ中で、その場でしか得られないライブ感を大切にしています。設計者と現場監督、双方の視点からアプローチすること...
静かな土地と、落ち着ける土地は違う
2026/02/02 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地探しの相談をしていると、 「静かな場所がいいんです」 という言葉を、よく聞きます。 たしかに、 車の音が少なくて、 人の出入りも少ない。 それだけで、 少し安心できる気がしますよね。 でも、現地を一緒に見ていると、 「静かではあるけれど、 なぜか落ち着かない」 そんな土地に出会うことがあります。 音が少ないことと、 心が落ち着くことは、 必ずしも 同じではないようです。 たとえば、...
視線の抜け方が、暮らしの質を左右する
2026/02/01 更新 ナイトウタカシさんのブログ

家づくりの相談を受けていると、 「明るい家にしたいんです」 「広く感じる家がいいです」 そんな言葉を、よく耳にします。 たしかに 明るさや広さは、とても大切です。 でも実は、 「数値」や「面積」よりも 暮らしの心地よさを左右しているものがあって、 それが “視線の抜け方” だと感じています。 部屋の広さは同じなのに、 ある家は、のびやかに感じて ある家は、どこか窮屈に感じる。 天井の...
日当たりが良いだけでは安心できない理由
2026/01/31 更新 ナイトウタカシさんのブログ

家づくりを考えるとき、 「日当たりが良い土地がいいですよね」 そうおっしゃる方は、とても多いです。 たしかに 明るいリビング 大きな窓から差し込む光 それだけで 少し未来が明るく感じられるものですよね。 でも 現地を歩いていると、 「日当たりが良い」という条件だけでは 安心できないことも、少なくありません。 光が入っている ―― それは事実なのですが、 その光が 「どこから入っているのか」...
2/21(土)2/22(日)建築無料相談
2026/01/30 更新 本井公浩さんのブログ

2026/2/21(土)2/22(日)建築無料相談会を実施します。 10:00~または14:00~の完全予約制となっております。ホームページのメールフォームまたは電話・FAXなどにて お気軽にお問い合わせください。例えば・・・「検討中の敷地にどんな建物が建てられるのか?簡単なアドバイスを受けてみたい」・「設計事務所に依頼する場合の仕事の進め方について聞いてみたい」・「設計の方針や考え方などを聞いてみたい」・「土地さがし、土地選び...
図面には載らない「現地の気配」について
2026/01/30 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を見に行くとき、 私はいつも、すぐにメジャーを取り出したり、 建築条件をチェックしたりはしません。 もちろん 建築家として確認すべき数値や規制はたくさんありますが、 それよりも少しだけ先に、感じておきたいものがあります。 それが、 その場所に流れている「気配」のようなものです。 図面には、 敷地の形状や寸法、道路との位置関係、 周辺建物の配置がきれいに描かれています。 それはとても大切で、 設計...
土地はスペックだけじゃ決められない
2026/01/29 更新 ナイトウタカシさんのブログ

不動産会社さんの資料には、たくさんの情報が並びます。 面積 価格 接道 用途地域 建ぺい率・容積率 方角 数字や条件が、きれいに整理されています。 それらは、たしかに大切です。 家づくりにおいて、無視できない条件でもあります。 ただ、 土地というのは、それだけでは決められないものだな…と いつも感じています。 初めてその土地に立ったとき、 数字では分からなかったことが、たくさん目に入ってきます。 ...
間接照明と障子
2026/01/28 更新 竹内国美・竹内由美子さんのブログ

キッチンをペニンシュラにして開放的に 和室の開口部をより開放的に 間接照明と障子が空間を彩る マンションリノベーション。
要望を削ることは、諦めではない
2026/01/28 更新 ナイトウタカシさんのブログ

家づくりの打合せを重ねていく中で、 「ここは、やめておきましょうか」 そんな話になることがあります。 それは、 何かを我慢する、という意味ではなくて、 「いまの暮らし」 「これからの暮らし」 その両方を見つめ直した結果として、 そっと、手放す選択に 近いものだったりします。 要望というのは、 「こうしたい」 「こうだったらいいな」 という願いの集合体ですが、 そのすべてが、 同じ重さを持っているわけ...
思いは細部に宿る。赤羽の家を支える、確か
2026/01/27 更新 相川直子+佐藤勤さんのブログ

ふと触れた手摺の滑らかさ、 塗り壁の表情。 家全体に漂う品格は、 ◾️ 呼吸する珪藻土の壁。ローラー塗りが生む、柔らかな光の質感 家の中で最も大きな面積を占める要素である壁は、空間の「空気の質」を決定づけます。 「赤羽の家」では、自然素材の持つ力を最大限に活かすため、珪藻土*を壁材として採用しました。 珪藻土は、その微細な孔によって、室内の湿度が高いときは湿気を吸い込み、乾燥しているときは放出する、天然の調湿機能を持ってい...
設計者が「少し待ちましょう」と言うとき
2026/01/27 更新 ナイトウタカシさんのブログ

家づくりの打合せの場で、 ときどき私が口にする言葉があります。 「——少し、待ちましょう。」 提案を否定したいわけでも、 判断を先延ばしにしたいわけでもありません。 ただ、 「もう一度、今の気持ちを確かめた方がいい」 そう感じたときにだけ、 静かにそうお伝えすることがあります。 あるタイミングで出てくる 「これ、やっぱり追加したいです」 「こういうのも、取り入れられますか?」 という言葉...
すべての要望を叶えなくていい理由
2026/01/26 更新 ナイトウタカシさんのブログ

家づくりの相談を受けていると、 「せっかくの注文住宅だから」 「どうせなら、できるだけ全部入れたい」 そんな言葉を耳にすることがあります。 それは、とても自然な気持ちだと思います。 長い時間をかけて考えてきたことでしょうし、 雑誌やSNS、モデルハウスや友人の家を見て、 「いいな」と感じたものが 頭の中に、静かに積み重なっていく。 それは、悪いことではありません。 むしろ 家に向き合ってきた証...















