建築家ブログ一覧
当サイト加盟の建築家によるブログを新着順でご紹介します。
永遠の条件は存在しない、という前提
2026/02/21 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地探しをしていると、 「この条件なら、 将来も安心ですよね」 そんな言葉を 耳にすることがあります。 日当たり。 眺め。 静かさ。 周囲の環境。 どれも、 大切な条件です。 でも、 設計を続けていると、 ひとつの前提に 立ち返ることがあります。 それは、 「永遠に続く条件は、 存在しない」 という考え方です。 どんな土地も、 どんな環境も、 時間とともに 少しずつ変わって...
周囲の建て替えを、どう想像するか
2026/02/20 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を見に行ったとき、 周囲の建物が 今のまま続くように 感じてしまうことがあります。 低い家が並び、 空が広く見えて、 落ち着いた雰囲気がある。 「この感じ、 ずっと続きそうですね」 そう思えると、 安心感も増します。 でも、 街を少し引いた目で見ると、 別の可能性も 静かに見えてきます。 周囲の家が、 築何十年か経っていれば、 いずれ建て替えの時期が やってくるかもしれません。 平屋...
数年後に変わるかもしれない環境
2026/02/19 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地や周辺環境を見ていると、 「いまは、とても良いですね」 そう感じる瞬間があります。 静かで、 日当たりもよく、 周囲の建物も低い。 暮らしを想像すると、 不安よりも 期待の方が 大きく膨らみます。 でも、 少しだけ時間を 先に進めてみると、 「この環境は、 数年後も 同じだろうか」 そんな問いが 浮かんでくることがあります。 街は、 ゆっくりと 姿を変えていきます。 ...
将来変わっていくかもしれない風景について
2026/02/18 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を見に行ったとき、 「この景色は、 ずっと変わらないですよね」 そう聞かれることがあります。 目の前に広がる空き地。 低い建物が続く、 抜けのある眺め。 今は、 とても気持ちがいい。 でも、 少しだけ時間を進めて考えてみると、 その風景が ずっと同じとは限らないことに 気づきます。 空いている土地には、 いつか建物が建つかもしれません。 低い建物が、 建て替えによって 高くなること...
完璧な土地を探すことに、意味はあるのか
2026/02/17 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地探しをしていると、 「もう少し条件が良ければ」 「ここが完璧だったら」 そんな言葉が 自然と出てくることがあります。 日当たりも、 広さも、 価格も、 立地も。 すべてが揃った土地を 探し続けているうちに、 時間だけが過ぎていく。 その光景を、 何度も見てきました。 もちろん、 条件を大切にすることは とても重要です。 妥協していい、 という話ではありません。 た...
土地と暮らしのちょうどいい距離感
2026/02/16 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を見るとき、 「この土地をどう活かすか」 という言葉をよく耳にします。 土地の特徴を読み取り、 その良さを最大限に引き出す。 それは、とても前向きで、 大切な考え方です。 ただ一方で、 設計を続けていると、 別の問いが浮かんでくることがあります。 「この土地と、 どれくらい近づくのが ちょうどいいのだろう」 土地に寄り添いすぎると、 暮らしが 土地に引っ張られてしまうことがあります。...
環境を“変えようとしない”という選択
2026/02/15 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地や周辺環境を見ていると、 「ここを少し変えられたらいいのに」 「工夫すれば、もっと良くできそう」 そんな考えが 自然と浮かんでくることがあります。 設計という仕事は、 環境に手を加え、 整え、 より良い状態へ導くもの。 そう思われることも 多いかもしれません。 でも、ときどき 立ち止まって考えることがあります。 「この環境は、 本当に変える必要があるのだろうか」 音、 光、 ...
「ここは触れない方がいい」と感じる瞬間
2026/02/14 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地や建物に向き合っていると、 ときどき、 言葉にしにくい感覚に出会います。 「ここは、 あまり触れない方がいいかもしれない」 理由を聞かれても、 はっきりとは説明できない。 でも、 なぜかそう感じてしまう。 設計を続けていると、 そういう瞬間が 確かに存在します。 たとえば、 無理に視線を開こうとすると、 かえって落ち着きが 失われそうな場所。 削れば広くなるけれど、 その代わ...
全てを取り込まない、という贅沢
2026/02/13 更新 ナイトウタカシさんのブログ

家づくりを考えていると、 「せっかくなら、できるだけ多く取り込みたい」 そう思うことがあります。 光も、 風も、 景色も、 周囲の環境も。 外にある良さを、 なるべく家の中に 引き入れたい。 その気持ちは、 とても自然なものだと思います。 ただ、 設計を重ねていく中で、 ひとつ気づくことがあります。 すべてを取り込もうとすると、 同時に すべてを受け止め続ける 暮らしになる、ということで...
開く場所と、閉じる場所を選ぶという考え方
2026/02/12 更新 ナイトウタカシさんのブログ

家づくりの話をしていると、 「できるだけ開放的にしたいです」 「明るくて、抜けのある家がいいですね」 そんな言葉を聞くことがあります。 たしかに、 開いている空間は 気持ちがいいものです。 光が入り、 風が通り、 外とのつながりを 感じられる。 でも、 すべてを開けば 心地よくなるかというと、 必ずしもそうではありません。 設計をしていると、 強く意識することがあります。 それは、 「...
眺望よりも、守りたいものがあるとき
2026/02/11 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を見に行くと、 「ここからの景色、いいですね」 そんな言葉が 自然と出てくることがあります。 遠くまで抜ける視界。 高い場所から見下ろす風景。 空が広く感じられる場所。 眺望は、 土地の魅力の一つであることは 間違いありません。 ただ、 設計を進めていく中で、 ときどき考えさせられることがあります。 それは、 「この眺めを優先したことで、 何かを犠牲にしていないだろうか」 という...
土地に合わせるのか、暮らしを守るのか
2026/02/10 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を見るとき、 よく耳にする考え方があります。 「この土地に、 家をうまく合わせましょう」 もちろん、 土地の形や条件を無視して 家を考えることはできません。 高低差があれば、 それなりの工夫が必要ですし、 周囲の建物や道路との関係も、 設計に大きく影響します。 ただ、 設計を続けていると、 ときどき立ち止まる瞬間があります。 それは、 「合わせすぎていないだろうか」 と感じるときです。 ...
整っていない土地だから考えられる暮らし
2026/02/09 更新 ナイトウタカシさんのブログ

整っていない土地を見ると、 最初に浮かぶのは 「難しそうだな」という感覚かもしれません。 形がいびつで、 高低差があったり、 周囲との関係も少し複雑だったり。 設計をする前から、 条件が揃っていないように見えると、 暮らしも窮屈になるのでは、 と感じてしまいます。 でも、 整っていない土地に向き合っていると、 別の考え方が 立ち上がってくることがあります。 「この土地に、 どんな暮らしを当てはめる...
形の悪い土地に、可能性が眠っていること
2026/02/08 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を探していると、 「形の良い土地」が 基準になりがちです。 四角くて、 無駄がなくて、 建物を置きやすそう。 たしかに、 設計のしやすさだけを考えれば、 整った形の土地は 安心感があります。 一方で、 旗竿地だったり、 三角形だったり、 どこか欠けていたり。 いわゆる 「形の悪い土地」は、 最初から候補から外されることも 少なくありません。 でも、 現地に立ってみると、 そうした土地...
条件を足し算しても、答えにならない理由
2026/02/07 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地探しをしていると、 自然と 条件を書き出すことになります。 広さは、これくらい。 価格は、この範囲。 日当たりは南向き。 駅からは徒歩〇分以内。 一つひとつは、 とてもまっとうな条件です。 そして多くの方が、 こう考えます。 「条件をたくさん満たしている土地ほど、 良い土地なのではないか」 でも実際には、 条件をいくつ足し算しても、 答えが見えてこないことがあります。 すべての...
その土地で、無理をしないという判断
2026/02/06 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を見ていると、 「ここなら、 工夫すれば何とかなりそうですね」 そんな言葉が 浮かんでくることがあります。 建物の配置をずらしたり、 間取りを少し工夫したり。 設計の力で 乗り越えられそうに見える課題も、 たしかにあります。 でも同時に、 心のどこかで 「少し、無理をしているかもしれない」 そんな感覚が 芽生えることもあります。 設計は、 可能性を広げる仕事です。 だからこそ、...
周囲の家との“距離感”をどう読むか
2026/02/05 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を見るとき、 どうしても 敷地そのものに目が向きがちです。 広さや形、 道路との関係。 でも実際には、 その土地だけで 暮らしが完結することはありません。 必ず、 周囲の家との関係が 生まれます。 隣の家との距離。 向かいの家との位置関係。 斜めに見える窓や、 背の高い建物。 それらは、 数字としては 図面に描かれています。 けれど、 「距離感」は 数字だけでは測れません。 ...
「良い土地」に見えて少し引っかかる時
2026/02/04 更新 ナイトウタカシさんのブログ

とても「良い土地」に見える。 価格も想定内で、 広さもあり、 日当たりも悪くない。 不動産会社さんからも 「人気が出そうですね」 と言われる。 それなのに、 現地に立つと、 なぜか心が静かにならない。 「悪くはないんですけど……」 そう言いながら、 言葉が続かなくなる。 そんな場面に、 何度も立ち会ってきました。 条件が整っているのに、 踏み切れない。 その感覚を、 無理に...
朝・昼・夜で表情が変わる土地
2026/02/03 更新 ナイトウタカシさんのブログ

土地を見るとき、 多くの方は 一度か二度、現地に足を運びます。 その時間帯は、 たいてい昼間です。 明るくて、 見通しもよくて、 不動産会社さんとも予定が合わせやすい。 でも、 その土地が持っている表情は、 昼の顔だけではありません。 朝。 まだ空気が少し冷たく、 周囲の動きもゆっくりな時間。 光の入り方や、 影の落ち方で、 同じ場所でも まったく違った印象になります。 鳥の声が聞...
対話から生まれた世界に一つの家。赤羽の家
2026/02/02 更新 相川直子+佐藤勤さんのブログ

家づくりは、自分たちの生き方を見つめ直す旅です。私たちはその旅の良きガイドでありたいと願っています。 □ 敷地の声を聴き、建主の想いを紐解く設計の始まり 私たちが家づくりを始めるとき、まず行うのは徹底的な「対話」です。 それは、単に「部屋の数」や「希望の間取り」を伺うことではありません。 「どんな時に幸せを感じるか」「大切にしている価値観」など、建主様の人生の根源に触れるところから始まります。 同時に、私たちは敷地を訪れ、敷...















