建築家ブログ一覧
当サイト加盟の建築家によるブログを新着順でご紹介します。
初めての図面で、見てほしいポイント
2026/04/15 更新 ナイトウタカシさんのブログ

はじめて図面を受け取ると、 少し身構えてしまうことがあります。 これが自分たちの家になるのか。 そう思うと、 どこを見ればいいのか、 迷ってしまう。 広さは足りているか。 部屋の数は合っているか。 間違いがないかを、 確かめたくなる。 それも大切です。 けれど、 最初の図面で見てほしいのは、 もう少し 別のところにあります。 まずは、 数字や細かな寸法ではなく、 ...
図面が描かれ始めるときの空気
2026/04/14 更新 ナイトウタカシさんのブログ

これまで、 言葉でやり取りしてきた時間。 考えを整理し、 感覚を確かめ、 少しずつ輪郭をつくってきた。 まだ形にはなっていないけれど、 確かに何かが 積み重なっている。 そんな状態が続いたあと、 ふと、 図面が描かれ始める瞬間があります。 それまでとは、 少し違う空気が流れます。 急に進んだわけではない。 けれど、 どこかで 一歩踏み出したような感覚。 言葉で...
設計とは、削っていく作業でもある
2026/04/13 更新 ナイトウタカシさんのブログ

家づくりを考え始めると、 いろいろな要望が浮かんできます。 あれも取り入れたい。 これもできたらいい。 見てきた事例や、 憧れていた暮らし。 そのひとつひとつが、 少しずつ積み重なっていきます。 それは、 とても自然なことです。 最初は、 足していく方向で考える。 けれど、 設計が進んでいくと、 少しずつ 別の視点が出てきます。 それは、 削るという考え方です。 ...
選択肢を減らすことが、自由を生む
2026/04/12 更新 ナイトウタカシさんのブログ

家づくりでは、 多くの選択肢に出会います。 素材。 色。 設備。 間取り。 ひとつ決めるたびに、 また次の選択が現れる。 自由に選べることは、 一見、とても豊かに感じます。 けれど、 選択肢が増えるほど、 迷いも増えていきます。 どれがいいのか分からない。 どれも良く見えて、 決めきれない。 そうして、 判断が少しずつ 重くなっていく。 そのとき、 ひとつの方...
「できる・できない」より先に考えているこ
2026/04/11 更新 ナイトウタカシさんのブログ

打ち合わせの中で、 よく出てくる言葉があります。 「それって、できますか?」 実現できるのかどうか。 難しいのかどうか。 先に確認しておきたい。 とても自然な流れです。 けれど、 設計の中では、 「できる・できない」を すぐに判断しないことがあります。 それよりも、 先に考えていることがあります。 なぜ、それをしたいのか。 どんな暮らしにつながるのか。 ...
【空に向かう丘の家】フォトブック
2026/04/10 更新 西島 正樹さんのブログ

【空に向かう丘の家】のPhotobookをUPしました。 多摩川に下る急な坂のひな壇状の敷地に建つ家です。 丘に埋め込まれた玄関から、舞うように折り返す階段を上ると、 遠く視界が広がるリビングに到達します。 地中から空へと思いが広がる住空間をめざしました。 下記リンクから、是非ご覧ください。 https://www.adjustbook.com/doc/us/13509/bk/23614
要望をそのまま形にしない理由
2026/04/10 更新 ナイトウタカシさんのブログ

家づくりでは、 最初にいくつもの要望が出てきます。 広いリビング。 明るい空間。 収納をたくさん。 どれも、 大切な希望です。 できるだけ叶えたい。 そう思うのは、 自然なことです。 けれど、 設計では、 その要望を そのまま形にしないことがあります。 それは、 応えないという意味ではありません。 むしろ、 より深く応えるためです。 要望は、 すでに言葉になっ...
設計の初期段階で、よくあるすれ違い
2026/04/09 更新 ナイトウタカシさんのブログ

設計が始まったばかりの頃、 小さなすれ違いが起きることがあります。 どちらかが間違っているわけではないのに、 なぜか噛み合わない。 そんな感覚。 たとえば、 施主は、 「できるだけ早く形が見たい」 と思っている。 一方で、設計者は、 「もう少し整理してから 形にしたい」 と考えている。 どちらも、 家づくりを前に進めたいという 同じ気持ちから生まれています。...
うまく言葉にできない感覚の扱い方
2026/04/08 更新 ナイトウタカシさんのブログ

打ち合わせの中で、 ときどき立ち止まる瞬間があります。 「うまく言えないのですが…」 そう前置きされる言葉。 何かを感じているのに、 それをどう表現すればいいのか分からない。 言葉にしようとすると、 少し違う気がしてしまう。 そのもどかしさ。 けれど、 その感覚は、 決して曖昧なものではありません。 まだ言葉になっていないだけで、 確かにそこにあるものです。 ...
違和感を感じたとき、設計は前に進んでいる
2026/04/07 更新 ナイトウタカシさんのブログ

打ち合わせの中で、 ふとした違和感を覚えることがあります。 「なんとなく、違う気がする」 はっきりとした理由は 説明できない。 どこがどう違うのかも、 うまく言葉にできない。 それでも、 どこか引っかかる。 その感覚に出会うと、 少し不安になることがあります。 このまま進めていいのだろうか。 迷っているのではないか。 考えがまとまっていないのではないか。 けれ...
設計者が、すぐに答えを出さない理由
2026/04/06 更新 ナイトウタカシさんのブログ

打ち合わせの中で、 ふと疑問が浮かぶことがあります。 「これって、どうすればいいですか?」 はっきりした答えが ほしくなる瞬間。 正解を教えてもらえれば、 安心できる。 その気持ちは、 とても自然です。 けれど、 設計者がすぐに答えを出さないことがあります。 それは、 迷っているからではありません。 あえて、 答えを急がないようにしていることがあります。 家づくりの中...
「とりあえず案を見たい」と言われたとき
2026/04/05 更新 ナイトウタカシさんのブログ

打ち合わせの中で、 ときどき出てくる言葉があります。 「とりあえず、案を見てみたい」 形が見えれば、 イメージしやすくなる。 判断もしやすくなる。 その気持ちは、 とてもよく分かります。 けれど、 その「とりあえず」という言葉の奥に、 少しだけ立ち止まりたくなることがあります。 何を確かめたいのか。 どこまで整理できているのか。 まだ曖昧なまま、 形だけを先に見ると、...
なぜ、すぐに間取りを描かないのか
2026/04/04 更新 ナイトウタカシさんのブログ

家づくりの相談をすると、 多くの人が期待します。 「どんな間取りになるのか」 早く見てみたい。 形にしてほしい。 それは、 とても自然な気持ちです。 けれど、 すぐに間取りを描かないことがあります。 理由は、 描けないからではありません。 まだ描かないほうがいいと 考えているからです。 間取りは、 見える形です。 だからこそ、 一度出てくると、 その形に引っ張られます...
余白という名の贅沢を持つ 駒込の家
2026/04/03 更新 相川直子+佐藤勤さんのブログ

効率や数値だけでは測れない心地よさ。あえて作った「余白」が、日常に豊かな彩りと安らぎをもたらします。 □ すべてを理詰めにしない、心の「避難所」 現代の家づくり、特に都市部の限られた敷地では「いかに効率よくスペースを使い切るか」が議論の中心になりがちです。しかし、私たちのマニフェストにはこうあります。「すべてを理詰めにするのではなく、余力を持たせ、少し広く少し大きく住まいづくりをすることも大切だ」と。 駒込の家にも、一見する...
最初に出てきた案が、最終案にならない理由
2026/04/03 更新 ナイトウタカシさんのブログ

最初のプランが出てきたとき、 少し安心します。 形が見えた。 ここから進んでいけそうだ。 そんな感覚。 けれど、 その案がそのまま 最終案になることは、 あまり多くありません。 何度か修正され、 少しずつ変わっていく。 ときには、 大きく方向が変わることもある。 それを見て、 不安になることがあります。 最初の案は 間違っていたのだろうか。 やり直しになっているのでは...
話しているうちに、要望が変わるのは自然
2026/04/02 更新 ナイトウタカシさんのブログ

最初に伝えた要望が、 途中で変わっていく。 それに気づくと、 少し不安になることがあります。 最初に言っていたことと違う。 迷っているのではないか。 考えが定まっていないのではないか。 けれど、 要望が変わること自体は、 自然なことです。 むしろ、 よくあることです。 最初の要望は、 その時点での理解から 生まれています。 今の暮らしの延長。 これまでの経験。 なんとなくのイメージ。...
要望書よりも大切にしている会話
2026/04/01 更新 ナイトウタカシさんのブログ

家づくりでは、 最初に要望書をつくることがあります。 必要な部屋数。 広さの希望。 設備や仕様。 整理された情報は、 とても役に立ちます。 設計の方向を 共有するための 大切な手がかり。 けれど、 それだけで すべてが決まるわけではありません。 むしろ、 要望書よりも大切にしているものがあります。 それは、 何気ない会話です。 たとえば、 ふとした一言。 「朝、 少...
最初の打ち合わせで、設計者が見ているもの
2026/03/31 更新 ナイトウタカシさんのブログ

最初の打ち合わせは、 どこか緊張感があります。 どんな人だろう。 どこまで話せばいいのだろう。 要望を きちんと伝えなければ。 そう思うほど、 言葉を整えようとします。 けれど、 設計者が見ているのは、 要望の正確さだけではありません。 むしろ、 その奥にあるもの。 どんな話題で、 少し声のトーンが変わるか。 どの場面で、 言葉が途切れるか。 何を話すときに、 少し表...
人生を彩る背景。駒込の家は暮らしが主役の
2026/03/30 更新 相川直子+佐藤勤さんのブログ

□ 暮らしの気配を優しく受け止める、静かな面 私たちのマニフェストには「住まいは単なる箱ではありません。ともに人生を彩る背景です」という言葉があります。駒込の家において、私たちはこの「背景」としての役割を大切に設計しました。自分たちが思っているよりも、人間は精密なセンサーを持っています。ぱっと見にはわからないわずかな違いを違和感やストレスとして感じたりします。ですから住宅を設計するときに「静けさ」ということを考えてみる必要がある...
設計は、図面を書くことではない
2026/03/30 更新 ナイトウタカシさんのブログ

設計という言葉から、 多くの人が思い浮かべるのは、 図面です。 線で区切られた空間。 寸法が書かれた配置。 整然と並ぶ記号。 確かに、 設計の成果として、 図面は欠かせません。 けれど、 設計の本質は、 そこだけにはありません。 図面は、 結果であって、 出発点ではない。 その前にあるのは、 どんな暮らしを 受け止めるかを考える時間です。 どこで 朝を迎えるのか。 ...















