建築家・石川淳さんのブログ「玄関へのアプローチ」
玄関へのアプローチ
2015/04/16 更新
外構の舗装を細長く伸ばして、それがそのまま階段につなげるデザインです。
コンクリートで型枠を組んで作って仕上げはモルタルを薄塗りして打放シ面をつぶしています。
玄関は階段7段とアプローチ床の厚み1段分の8段程度上がった高さになり、玄関ドア出て来た時に地面から浮いたような感じを感じられるような高さ設定にしています。
また、階段と玄関の突きだした床は数センチ縁を切って(つなげない)階段の塊感と突きだした床の伸びやかさを作り出しています。
玄関のポーチは地面から半層上がりの高さにあり、この部分はコンクリートで作り、一枚の床が緑の上に突きだしたようなデザインとしています。
家に出入りする時に「緑の上を渡ってゆく」ような感覚を作る試みをしました。
手摺りはスチールのフラットバーで溶接して製作。
現場塗装として、スッキリしたデザインにしています。