建築家・相川直子+佐藤勤さんのブログ「暮らしを彩る、造作家具や造付収納という選」
暮らしを彩る、造作家具や造付収納という選
2025/08/25 更新
暮らしを彩る、造作家具や造付収納という選択肢
「大船の家」の心地よさを生み出す、
造作家具や収納の魅力。
暮らしに寄り添う、
間取りづくりだけではない、
生活づくりのための
造作家具や収納をご紹介します。
暮らしにフィットするデザイン
家づくりの際、
既製品の家具で空間を埋めていくことは簡単です。
しかし、
それだけでは本当に自分たちの暮らしに合った住まいにはなりません。
家具に自分たちを合わせた暮らしになることも。
大船の家では、
住まう人のライフスタイルに合わせて、
キッチンカウンターや収納棚などを
必要に応じて既製品から選んだり、造作したりしました。
例えば、
リビングの一角に設けた本棚は、
読書好きな家族のために、
好きな本をいつでも手に取れるよう設計しています。
また、
キッチンカウンターは、
料理をする人の動線と性能を考えて、
高さや奥行きを選択できる既製品をチョイスしました。
このように、
一つひとつの家具が暮らしに寄り添うように
デザインされ・調整・選択されているからこそ、
毎日をストレスなく、快適に過ごすことができるのです。
これは間取りづくりではなく、
住まいの作りである設計事務所の仕事です。
経年変化を愉しむ
使い込むほどに味わいを増す無垢材
使い込むうちに色が深まり、ツヤが出てきます。
小さな傷やシミも、家族と共に過ごした時間の証となり、
住まいの歴史を刻んでいきます。
まるで一緒に歳を重ねていくかのように、
家そのものが成長していくのです。
その変化を愛おしく感じながら暮らすことは、
日々の暮らしに大きな喜びをもたらします。
丁寧に手入れをしながら、長く使い続けることで、
家はますます愛着のある場所になっていくでしょう。