マンションリフォーム費用を解説

1） なぜリフォームしたいのか、使い勝手の悪さなどの問題点をはっきりさせる。

2） 見積書を見ただけで納得せず、気になる部分は納得のいくまで説明してもらう。

3） オプション工事がある場合、本当に必要かどうか見極める。

4） 使用する素材に耐久性のあるものを選ぶと、メンテナンス回数を減らせる。

最近では、中古マンションを購入して、リノベーションを行い自分好みにアレンジする人が増えてきています。新築マンションよりも手頃な価格で購入できることもメリットです。リノベーションと言われるリフォームや全面改装の場合、大きく分けて下記の2つに分類できます。
ひとつ目は通常のリフォームの延長で、例えば、中古マンションの老朽化した部分の状態に合わせて、内装や設備、建具などの一部、もしくは全部を改装し、新築時の状態に近づけるもので、場合によっては間取りの変更なども行います。
ふたつ目はスケルトンリフォーム。これは中古マンションであれば構造体であるコンクリートの壁のみを残してリフォームを行うことです。、床や設備機器、配管、配線などをすべて撤去し、設備などをすべて一新、自分の好みに応じて新築同様にリフォームすることです。 設備も基本的にすべて新しくするので、下記のように予算に合わせて室内のグレードを変更することもできます。
中古マンションのリノベーションにはどれくらいの費用がかかるのでしょうか？オウチーノ編集部の調査による中古マンションのリノベーション費用は、下記の通りです。

※オウチーノ編集部による加盟会社へのアンケートをもとに算出

ただし、同じ内容の工事でも、中古マンションの構造や選択した材料などによって価格が異なる場合があります。リフォームを計画する際には、リフォーム会社などの専門家に相談し、工事内容や費用などを確認しておきましょう。

一般的に、キッチンのリフォーム費用の相場は、50〜300万円といわれています。
既存のシステムキッチンの位置を変えないのであれば、給排水設備も移動する必要がないので、費用が抑えられます。けれども、給排水設備を移動させたり、オーダーメードキッチンを導入したりすれば、費用が高くなる可能性があります。リフォームをするときは本当に必要な工事を見極めて、資金計画を立てましょう。

・標準的なシステムキッチンの導入：100〜300万円程度

・食洗機のみを導入　：15万円程度

バス・浴室のリフォーム費用の相場は、設備やユニットバスなどのグレードによって違いがありますが、一般的に50〜200万円といわれています。
マンションのバス・浴室のリフォームの場合、費用の違いが出やすいものはユニットバスです。最新の設備を導入したユニットバスは費用が高くなるなど、グレードの違いによって価格差が大きく生じます。リフォームをする際には、自分が理想とするバス・浴室と予算をすり合わせて、設備等を決めるとよいでしょう。

・タイル式浴室を、標準的なシステムバスにリフォーム：100〜150万円程度

トイレリフォームの一般的な相場は、20〜100万円といわれています。
トイレのリフォーム費用の相場は、便器が搭載する機能や施工内容によって変わってきます。収納設備を大きくしたり、最新機能を搭載したグレードの高い便器を選んだりすると、費用が高くなります。できるだけ費用を抑えたいのであれば、メーカー在庫のものや古いタイプのものを選ぶのも一つの方法です。

・便器の交換：10万円前後

・床、壁などの内装工事、温水洗浄便座の設置：18万円程度

一般的に、リビング・ダイニングのリフォーム費用の目安は、50〜200万円といわれています。
リビング・ダイニングを希望のデザインにするには、壁紙の張り替え程度で実現できるか、あるいは、間取りの変更や全面改装のような大がかりな工事が必要かといったリフォームの規模によって、費用が変わります。
また最近では、無垢のフローリングや珪藻土の塗り壁のような、癒しの雰囲気を持つ自然素材に人気があります。ただ、注目を集めているとはいえ、自然素材は高価だと考える人も少なくないでしょう。しかし、自然素材の中には、品質がよくお値打ちなものもあります。自然素材のリフォームを考える際には、素材の特長を確認した上で、予算に見合ったものを選ぶようにしましょう。

・リビングのクロス・床の張り替え：50万円程度（20畳程度）