一戸建てのリフォーム費用
一戸建てでリフォームする場合の注意点や費用についてご紹介します。
一戸建てのリフォーム費用について
一戸建てのリフォーム費用は、大掛かりなものになるとリフォームと建て替えという2つの選択肢があります。住まいの構造部分である駆体から造り直す場合には建て替え、駆体がそのまま使えるまたは補強程度の場合に、外装や内装、水まわり設備などの変更をリフォームと呼ぶのが一般的です。
建て替えまたはリフォームかを判断するための耐震診断は、リフォーム会社や建築事務所が簡易診断を無料で行う場合もありますが、通常は10万円〜15万円が多いようです。
建て替えの場合は、解体費、廃棄費、引越し代、仮住まいの借家代など多くの費用が発生し、工期も3〜6ヶ月ほどかかりますが、リフォームならば今の家に住みながら施工が可能で、工期は標準的なもので1ヶ月ほどです。
耐震工事の概算費用
耐震リフォーム費用は各家ごとに事情が違うので、どのくらいかかるのかは耐震診断してみないとわからないと思われがちですが、一応目安となる相場はあります。耐震補強工事の費用は100万円〜150万円の範囲で行われるものが多く、耐震補強工事全体のおよそ半数が、190万円以下で行われているといわれています。国や地方公共団体の助成制度・融資制度もあるので、これらを利用すると自己負担額は減ります。例えば横浜市では、平成23年4月1日以降に申請し、平成26年3月31日までに工事完了した場合、一般世帯の補助限度額は225万円となっています。各部位の費用の目安は、外壁(幅910mm):13万円〜15万円、内壁(幅910mm):9万円〜12万円、屋根:1㎡あたり1.5万円〜2万円、基礎:1㎡あたり4万円〜5.5万円というのがおおよその目安です。外壁と内壁は、水回りなどの内装リフォームと合わせて行うと単価が下がります。
断熱工事の概算費用
断熱にはさまざまな方法があり、断熱する箇所や、使う断熱材の価格によって工事費用が左右されます。一番手軽にできるのは窓の断熱です。通常のガラスを複層ガラスにする方法と、既存のサッシの室内側に内窓をつけて、二重サッシにする方法があります。前者では工事費込みで約10〜12万円、後者では約7〜10万円程度です。天井の断熱は、1㎡あたり約4300円〜、壁の断熱は1㎡あたり約4500円〜、床の断熱は1㎡あたり約7200円〜が目安(いずれも工事費込み)ですが、断熱剤の種類や工法によって費用が変動します。壁や天井を復旧させるときの下地材、クロスなどは、普及品を使うとコストダウンできます。
一戸建てのリフォーム費用いろいろ
戸建てならではのリフォーム部分としては、階段があげられます。危険な場所なので、安全性を重視したリフォームがおすすめです。中心価格帯は20〜50万円が相場です。一例としては、暗くなりがちな階段部分の壁に明かり採りのガラスブロックを数枚入れる費用が約15万円前後、手すりを取り付け、踏み板を無垢材に替える費用は約30万円程度です。外構・エクステリアのリフォームでは、門扉やアプローチ、カーポートなど設備の種類が多く、組み合わせて施工する場合もあるので、費用にも幅があります。50万円〜300万円前後がおよその価格帯の目安です。その他、楽器演奏のための防音リフォーム工事は、遮音性能と広さで価格が決まります。標準的な遮音性能の防音室で1帖あたり約25〜約35万円といわれています。
(注)上記のコンテンツ内でのリフォーム価格に関する文言は「リフォームO-uccino(オウチーノ)」に掲載されている事例をもとに、弊社が独自に算出したものです。
暮らし慣れた空間を、優雅で上品な住まいへ
家族の歴史が降り積もった住まいの中で家族が最も多くの時を過ごしたのは、きっとリビングやダイニング。リフォームで生まれ変わっても、その記憶はきっとかぞくの心の中に刻み込まれているはず。その雰囲気は残したままに、誰かに自慢したくなるような”ニュアンス”のある空間に。