細やか気配りが必要。
洗面室・サニタリーのリフォーム
サニタリースペースのスタイルにはいくつかの種類があるので、それぞれの特徴を以下でチェックしておき、ライフスタイルや理想の使い方にマッチしたものを選べるようにしましょう。また、収納やレイアウトの工夫で、さらに使い勝手をアップさせるテクニックも紹介します。
ライフスタイル・間取りを考慮した洗面室
●独立型、折衷型、スリーインワンから選ぶ
サニタリースペースのスタイルとしては、独立型、折衷型、スリーインワンスタイル(洗面・トイレ・浴室を一体化)の3種類があります。独立型は人数の多い家庭向け、折衷型は洗面・トイレの空間が脱衣室ともなり、使い勝手がよく便利、スリーインワンスタイルはプライベートスペースに隣接させる場合に適しています。
●洗面室をパウダールームとして
洗面スペースを広くとれば、洗面室をパウダールームとして使ったりできるなど、選択の幅が広がります。奥行きの浅いカウンターを併設すれば、化粧と洗面が同時にできます。
●ユーティリテイーとして活用
洗濯機をユーティリティーとして使用し、洗面スペースを活用するケースも多くなっています。この場合、洗濯機を窓の前や洗面カウンターに直交させて配置すると、使い勝手や採光に影響が出るので注意しましょう。
●洗面スペースの収納の考え方
1.洗面台周辺
濡れた手で扱う歯ブラシやコップなどはオープンな棚へ、ヘアピンなどの小物は引き出しにといったように、よく使うものは定位置にしまうようにしましょう。
2.ストック品
石鹸や洗剤、シャンプーなどは、洗面台下や吊り戸棚などにまとめて収納するとすっきりします。
3.脱衣(汚れ物)
ランドリースルーを設ける場合、戸棚に扉を設けたり投入口を設けたりするなどして、脱衣カゴが見えないよう工夫しましょう。
4.タオル・下着類
狭い洗面所の収納は、スライドレールなどを用いて引き出し式とすれば、使い勝手がよく大きな収納量も見込めます。
設備機器の種類と選定のポイント
設備機器は、家族構成や設置する場所のほか、サニタリーの設備に何を求めるのかについても事前に整理してから選びましょう。
●洗面器
カウンター一体型やアンダーカウンター型、オーバーカウンター型のほか、ペデスタル付洗面器などがあります。一体型は人工大理石、アンダーカウンター型やオーバーカウンター型は陶器製が一的です。
●洗面台のカウンタートップ
カウンターの素材は耐水性とメンテナンス性を重視して選ぶとよいでしょう。メラミン系や人工大理石、天然石などはどちらの性能も備えています。
●システム洗面収納
照明器具や収納スペースなどの機能を洗面台に付与したものです。服を着たまま髪が洗が洗えるシャンプードレッサーやハンドシャワーのほか、ビルトインドライヤー、足元温風機などが装備された高機能な洗面台もあります。
いろいろ選べるオプション機能
サニタリー空間をより快適にするため、洗面スペースへの暖房設備の導入も検討してみましょう。特にお年寄りがいる世帯では、急激な温度差による「ヒートショック」の対策にもなります。
●床暖房
安全性が高く温度ムラの出にくい床暖房は洗面スペースに適していますが、即熱性が低いというデメリットもあります。
●足元暖房
即熱性のある温風式の暖房は脱衣所に適しています。フットスイッチや切り忘れ防止タイマー、防滴構造をもつものなど、安全性が高いものもあります。
●ドライユニット
「ゾーンヒーティング」の発想から生まれた設備。ドライヤーや暖房機、乾躁機として機能します。
●タオルウォーマー
冷たく湿りがちな洗面室のタオルに適しています。トイレに付けられるコンパクトタイプやバスタオルタイプなどもあります。
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上記の記事は、2011年7月25日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。