デザイン性、メンテナンス性に優れた
タイル選びのポイントは?
タイルはメンテナンス性やデザイン性に優れた壁材・床材の優等生です。キッチンやバスルーム以外でも、調湿性やメンテナンス性のあるタイルを内装材として上手に使い、快適な室内環境を実現しましょう。
タイルは素材から選ぶ
タイル自体は土を原料として焼成加工したものなので、有害物質を出しません。土・漆喰・珪藻土など調湿性能のある材料を使っているものや、有害な化学物質を低減する効果が期待できるものは、室内環境に配慮したものとしておすすめです。ただし、有害な化学物質を揮発する材料を塗布していないものを選びましょう。
廃ガラスやリサイクルアルミなどのリサイクル材料を利用しているものは、環境負荷低減の配慮をしているものと考えられます。製造時のエネルギー消費ができるだけ少ないものも地球環境に配慮した製品としておすすめです。
タイルの施工で気をつけること
タイルの施工は、セメントモルタル、接着剤、特別なレールシステムなどを使う場合があります。外壁や水回りには、主にセメントモルタルが使われますが、施工に時間がかかるのが欠点です。接着剤は、全面付け、線付け、ダンゴ付けなどの方法を取ります。接着剤に含まれる成分の安全性では、天然系のものがおすすめですが、化学系の場合、有害な溶剤や可塑剤が含まれていないかチェックします。なお、接着剤の使用量を少なくするために、壁面にビス止めしたレールでタイルを固定する方法やタッカーでビス打ちできる方法などの商品もあります。
タイルの目地について
タイルの施工には継ぎ目(目地)ができ、目地材を使う場合と使わない場合があります。目地材は、モルタルやセメント、樹脂系のものが使われますが、安全性も考慮します。目地材には、タイル裏面への水の浸入を防ぎ、タイルのはがれや浮き上がりの防止、タイル同士の接触防止、押さえ、微妙なサイズの違いを吸収する役割があります。
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