建築家・北原啓子さんのブログ「バスキア展へ」
バスキア展へ
2019/10/28 更新
ZOZOの前澤社長さんが128億で購入し、手放したバスキアの絵画が展示され、その他たくさんの作品も展示されている「バスキア展 MADE IN JAPAN 」を見に六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーに行ってきました。写真撮影も10点ほどOKでしたので、ここにご紹介します。 バスキアは約10年間の絵画制作期間に3000点を超える作品を残しました。1980年代は日本のバブル期真っ最中で、彼は小さな国日本が経済的発展を遂げ世界のトップに立ったことへの尊敬のようなものを感じ、魅了されていたそうです。作品の中に、YEN(円)やMade in Japan の文字が書かれています。また、アンディ・ウォーホルからの影響や交流など興味深く黒人差別などへの思いなども表現されています。 当時同棲していた女性のインタビューをTVで見ましたが、次から次へと夢中で描き続けた短い人生が浮き彫りになっていました。当時のミュージシャンたちもそうでしたが、ヘロインの過剰摂取で亡くなりました。 色使い、構成、思想、情熱、文字、言葉も絵画にした彼の思いが作品の中に生き生きと表現されていています。
11月9日までですので、ぜひ行ってみてください。 1960年に生まれ1988年に28歳で亡くなりました。