建築家 山本浩三さんの作品事例

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笹塚の家Ⅱ
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | - | 東京都 |
住宅の場合、基本計画においては玄関からリビングまでを効率よくどう連結するかを考えます。
折り返し階段のように、1階から3階までの階段を同じ位置に配置するのではなく、直階段で1階から2階への階段を上がった後に、すぐに3階への階段を配置することで、短距離で効率良く3階に到達することができます。階段を配置しながら窓も同時に配置することで採光も得られ、階段が上下に重ならないので、開放的な昇降空間が生まれます。

高円寺の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | 5800万円 | 2014年 | 東京都 |
地上2階、地下1階の2世帯住宅。大きく分けて、地上階の各階に水廻りと、4つの寝室とLDK。屋上にはルーフバルコニー、住まいとは別の用途であるのスペースは地下に配置しています。南側は前面道路、東側は北側マンションの避難通路、西側は駐車スペースや玄関アプローチの空地から、建物中心はルーフバルコニーへ上がるペントハウスからの上部の4方向から採光を確保しました

東五反田の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2022年 | 東京都 |
内部の平面計画は建物中央に坪庭を設け、さらにこれに沿って廊下や階段を設置することにより生活動線に外部を取り入れました。一般的に坪庭は建物の外周を閉じた場合における設計手法ですが、この計画では周辺環境の外部空間を取り込みながら、それに呼応するように建物内側にも外部空間をつくり、各スペースの前後、あるいは表裏を曖昧にすることで空間の広がりを加速させています。

中丸子の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | 4500万円 | 2016年 | 神奈川県 |
SE構法による壁がない大きな一つながりの3階LDKとルーフバルコニーに、各部屋と浴室など機能的なスペースが2階、1階と構成されています。

西方の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2019年 | 東京都 |
折れ曲がった旗竿の敷地に、さらに一種高度地区という斜線が一番厳しい条件の中で、賃貸併用住宅を求められました。一般的な旗竿の敷地であれば、前面道路から多少は建物本体が見えるのですが、この敷地では全く見えません。完全に隣地に囲まれた敷地の中で、建物をめいっぱい建てるための採光は、隣地の建物と建物の隙間や、隣地の庭、また、平等に存在する「空」に向かって確保する計画としました。

下目黒の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2022年 | 東京都 |
敷地の南側には古いアパートがあったため、南側には採光のための窓は設けず、北、東の道路側からの採光計画としました。角地緩和、準耐火建築物緩和の二つ緩和が加わり、建ペイ率は最大で80%となるため、1階を敷地いっぱいに広げ、2階にルーフテラスを設けました。
このテラスは北東側に位置しており南側ではありません。しかし、高い壁で覆うことにより、プライバシーを配慮しながらも、上部からの自然光を反射させ、内部に採光をもたらす機能を兼ね備えています。
採光は直射日光以外は南側ではなくても、方角は関係なく、開かれた道路側から充分に得られます。

駒沢の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2022年 | 東京都 |
細長い敷地の場合、道路がどの方角にあるかで最大で住空間を確保できるスペースが決まります。第一種低層住居専用地域だと顕著に差があり、大きい順に並べると、北道路>南道路>東道路=西道路となります。この住宅は敷地が北道路に接しており、また、南側が隣地の庭のため、採光、住空間共に最大限に確保されたものとなっています。
南側隣地からの採光は、将来的に建物が建ったとしても、斜線で抑えられ、高天井の窓から恒久的に確保できます。また、住空間は建ぺい率、容積率共に最大で、2階上部のロフト(小屋裏収納)も下階(2階)の1/2を上限に確保しており、また、天井高さもロフト部分全て上限の1.4mを確保しております。

代沢の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2019年 | 東京都 |
高低差のある角地に建つ3階建ての住宅です。建て主はご夫婦と2人の成人のお子さま。
それぞれが独立した生活の時間を過ごすため、できるだけ家族が干渉し合わない動線計画が求められました。そこで、3階建て住宅のオーソドックスな構成(1階に寝室と洗面・浴室、2階にLDK、3階に寝室)に、玄関を1階と2階に配置しました。3階の寝室へは2階の玄関をつかってアクセスすることができ、また、家族それぞれの来客者も1階を経由すくことなく2階のLDKにアクセスすることができます。さらに、2階のLDKを時間の過ごし方が異なるリビングとダイニングキッチンとに分節し、ダイニングキッチンにはパントリーや、ミセスコーナーといった家事機能も持たせ、木箱に納めました。

喜多見の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2019年 | 東京都 |
2階には大きな窓が二つあり、一つは周囲の街並みを望める窓、もう一つはこの住宅の中庭とも言うべき屋上テラスや空を望める窓。この二つの景色(外部空間)を同時に望むことのできるリビングは、内部空間でありながら、この住宅の「縁側」とも言うべきバッファゾーン(中間領域)のような役割を担っています。このリビング空間により、各階を区画し、閉じた諸室をつくりながらも、積極的に街並みと関わり、開放的な住空間となっています。

曳舟の家
建築種別 | ロケーション | 予算帯 | 竣工年 | 都道府県 |
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注文住宅 | 都市部 | - | 2019年 | 東京都 |
1階は防犯的な観点から、敷地中央の公園側に中庭を設け、この中庭を取り囲むように玄関、洗面・浴室、ゲストルームを配置し、中庭を介して採光を確保しています。
また、2階のダイニングはこの中庭に面した吹き抜けを設けて公園と一体になるように床から天井まで窓とし、リビングには公園との間にバルコニーを設けて、公園とは直接繋がらないようにしています。このように公園からの採光や、通風等の恩恵を受けながら、部屋の用途や大きさによって、窓を適切に配置し公園と共存する住宅を目指しました。