和室・畳のリフォーム｜リフォームならオウチーノ

畳の構成要素は、畳床（たたみどこ）、畳表（たたみおもて）、畳縁（たたみべり）の3つに分けられています。3つの板状の芯材からなる板を畳床、い草を編み込んで出来たゴザ状のものを畳表、畳の縁に付ける帯状の布を畳縁といいます。畳のリフォームを「畳替え」といい、「裏返し」「表替え」「畳新調」と、段階ごとに3つの方法に分けられます。それらは自然に優しく、先人の知恵が散りばめられています。

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裏返し

青々としたい草も、3～5年くらいで日に焼けて汚れも目立ってきます。そうなったらまずは、「裏返し」をします。新たに用意するものは畳縁だけ（お好きな色をお選びください）。畳表（ゴザ状になったい草）を畳床からはがし、裏返し、新しい縁で畳床に縫い直す。ただこれだけです。
畳表の裏は紫外線にあたらないので焼けていないし、汚れもついていないので、一枚の畳表を長く、キレイに楽しむことができます。ゴミも出ないので、環境に優しくコストも抑えられます。
年数がたちすぎていると裏もダメージを受けてしまうので、「裏返し」は早めにお考えください。輸入畳表や着色加工をしたもの、水分などのシミが裏に付着している場合は裏返しできませんので、リフォーム会社や畳店にご相談ください。

表替え

「裏返し」で裏も使ったら、畳床はそのままに、畳表だけを替えるを「表替え」といいます。まず、畳縁をとり、糸で縫い付けてある古い畳表を畳床からはずし、新しい畳表を再び畳床に縫い付けます。反りやたるみ、へこみがおこらないよう処理した後、周りに新しい畳縁を付けて完成です。
敷居や畳の間に隙間がある場合は、畳表を少し大きくカットしたり、畳床の端面にゴザを縫い付けて畳の長さを長くするなど、少しの工夫で畳の隙間をなくし、ピッタリと敷くことができます。
ダメージに強い畳ですが、両面とも日に焼けたり、ささくれが起こったら気軽に表替えしましょう。爽やかない草の香りが全身を心地よく包んでくれます。

畳新調（新畳入替）

「裏返し」「表替え」を繰り返して大切に使った畳も、畳床が年月とともに劣化していきます。畳の上を歩いて沈む感じがしたり、柔らかいと感じたら交換のサイン。古い畳は処分し、畳を新品のものに交換します。
お部屋を採寸し、寸法を割り付け、ピッタリに製作します。多少の日数がかかりますが、30分～1時間位の採寸後は新しい畳ができあがるまで古い畳を戻しておくことができます。人気のへり無し畳にすることも可能です。へりがない分、すっきりと空間の広さを実感することができます。半帖にした畳の目を互い違いに敷き込むことによって、光の反射で市松模様に見えて和室がモダンになります。
ダニも湿気も一層できる畳の新調。すがすがしい香りと感触が気分をリフレッシュしてくれます。最近では断熱性や防音性があるものなど畳の機能性も高まっています。