建築家・ナイトウタカシさんのブログ一覧

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建築家・ナイトウタカシさんの記事 3776件中 101~120件を表示

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家の中の景色は、外の季節と同じように、少しずつ変わっていくのが理想です。 春の光、夏の風、秋の影、冬の静けさ。 それぞれの季節には、心地よい空気のリズムがあります。 アートを季節ごとに入れ替えるというのは、その変化を暮らしの中で“感じ取るための工夫”です。 難しく考える必要はありません。 たった一枚の絵、写真、ポスターを入れ替えるだけで、家の空気は見違えるように変わります。 1. 季節の色を取り入れる まずは、色を基準...

■ 設計は、図面を描く前から始まっている 家を建て替える、リフォームをする。 そう決めたとき、多くの人はまず「どんな間取りにしよう」「どんなキッチンにしよう」と考えます。 けれど、実はその前にやっておくべき大切なステップがあります。 それが、“暮らしの棚卸し” です。 暮らしの棚卸しとは、今の生活を丁寧に振り返り、 「何が使いやすく、何が不便か」「これから何を大切にしたいか」を整理すること。 これをせずに設計を進めてしまうと、...

1. 二世帯住宅は「一軒」ではなく「二軒の要素」を持つ家 まず知っておきたいのは、二世帯住宅は“1軒の家に見えて、実質は2軒分の機能を持つ”ということです。 キッチンや浴室、トイレ、玄関をどこまで共有するかによって、建築費は大きく変わります。 一般的な延床面積と費用の目安は次の通りです。 タイプ 延床面積の目安 建築費(本体価格) 特徴 完全同居型 約40〜45坪 2,500〜3,500万円 水回り・玄関を共有、コストを抑えや...

「家の空気が悪い」と聞くと、多くの方は“外の排気ガス”や“花粉”を思い浮かべます。 しかし、実際に室内の空気を汚しているのは、**私たちの身のまわりにある“日常的なアイテム”**かもしれません。 「原因不明の不快感」や「アレルギー悪化」の相談を受けると、 その多くが“家の中の意外な空気汚染源”に行き着きます。 今日は、そんな見落とされがちな5つの要注意アイテムをご紹介します。 ① 芳香剤・消臭スプレー いい香りで...

子どもがピアノやヴァイオリンを習い始めると、 「どこで練習させるか」が次第に大きな悩みになります。 リビングではテレビの音とぶつかる。 子ども部屋では音が外に漏れる。 防音室という言葉は知っていても、そこまで大げさにするのも…と感じる方も多いでしょう。 でも実は、“個室”と“楽器室”はまったく別の空間。 その違いを理解するだけで、音楽との暮らし方が大きく変わります。 1. “個室”は「閉じる部屋」、楽器室は「響か...

家づくりを考えるとき、多くの人が「誰が主役か」を決めてしまいがちです。 子ども中心、あるいは介助が必要な家族中心――もちろん、それも大切です。 けれど本当に暮らしやすい家は、家族全員が快適に過ごせる間取りであること。 一人のための家ではなく、みんなのための家をどうつくるかが鍵になります。 1. 「動線を分けずに整える」という発想 家族がそれぞれの動線を奪い合うような間取りでは、ストレスが生まれます。 例えば、車椅子を...

1. “自宅にいながら別世界”という贅沢 庭にサウナを置くと、暮らしは突然豊かになります。 家の敷地内にあるにもかかわらず、建物から外に一歩出るだけで気持ちが切り替わる。 この“小さな移動”が、日常と非日常の境界線を生みます。 庭サウナを導入すると、 「家なのに別荘に来た気分になる」 「仕事のストレスを庭でリセットできる」 と感じる方がとても多い。 建物に組み込むサウナとは違い、“外に行く”というアクションそのものが...

「アートを飾る」というと、多くの人が絵画や写真を思い浮かべます。 けれども、もう少し視野を広げてみると、布(ファブリック)やテキスタイルも立派なアートになります。 それは、色や模様だけでなく、手ざわりや光の透け方、空気の動きまでをデザインする、**暮らしの中の“感覚のアート”**です。 1. 絵ではなく、布で「空間を描く」 ファブリックアートの魅力は、壁にかけるだけで“空気が変わる”こと。 布は絵とは違い、光をやわら...

■ “なんとなく”で決めていませんか? リフォームや建て替えを考えるとき、まず気になるのは「お金」です。 でも、多くの人が最初に口にするのは「いくらかかるんですか?」という質問。 実は、ここに落とし穴があります。 金額の大小よりも大事なのは、「そのお金で何を叶えたいのか」という目的を明確にすること。 それを整理しないまま進めてしまうと、 「もう少しこだわればよかった」 「予算が足りずに中途半端になった」 そんな後悔につながってし...

承知しました。 テーマ 「二世帯住宅は建て替えとリノベ、どちらが正解?」 について、親世帯・子世帯のリアルな悩みに寄り添いながら、建築家として中立的かつ現実的な視点でまとめた1100文字のコラムを以下にご提案します。 二世帯住宅は建て替えとリノベ、どちらが正解? 二世帯住宅を考えるときに、多くのご家族が最初に悩むのが、 「今の家をリフォーム(リノベ)するか、それとも建て替えるか」 という選択です。 どちらが「正解」という単純な...

家に帰ってドアを開けた瞬間、ふと感じる“におい”。 それは、その家の「空気の履歴」を物語っています。 食事、洗濯、湿気、ペット、そして人の体温。 毎日の生活で生まれるにおいは、実は空気の質と密接に関係しています。 「におい」は単なる不快感ではなく、家の“健康状態”を知らせるサインでもあるのです。 においの正体とは? においの多くは、**揮発性有機化合物(VOC)**と呼ばれる微粒子です。 料理の油煙、洗剤や芳香剤...

ピアノやヴァイオリンの音が思いのほか外に漏れる。 また、上階の足音や振動が下の階に響いてしまう──。 防音のご相談でよく聞くこの2つの悩み。 実は、どちらも「空気の振動」と「床の響き」という、音の“伝わり方”の違いに関係しています。 1. 音には2つの伝わり方がある 音は、空気を震わせて伝わる「空気伝播音」と、 建物そのものを震わせて伝わる「固体伝播音(構造伝播音)」の2種類があります。 たとえばピアノを弾いたとき、音その...

車椅子を使う人にとって、家の中で「自由に動ける」ということは、単なる便利さではなく、自立と尊厳を守ることに直結します。 しかし、多くの住宅では、段差や狭い通路、使いづらいドアの位置など、日常生活を制限する要素が潜んでいます。 ここでは、車椅子でも快適に、そして自然に暮らせる家をつくるためのポイントを考えてみましょう。 1. 「通れる」だけでなく「回れる」空間を 図面上では通路の幅を確保していても、実際に生活してみると方向...

「サウナ=一人の時間」 そんなイメージを持つ人も多いかもしれません。 確かに、自分のためだけの静かな時間は格別です。 けれども最近は、自宅サウナを**家族と共有して楽しむ“共用型サウナ”**として設けるケースが増えています。 サウナがあることで、家族が自然と集まる。 そんな“小さな団らんの場”をデザインすることができるのです。 ■1. 家族で使うなら「温度設定」が鍵 家族それぞれ、サウナに求める温度は違います。 本格...

「書」と聞くと、少し堅苦しい印象を持つ方もいるかもしれません。 けれども本来、書は“文字を書く技術”ではなく、線で心を表すアートです。 それは言葉を超えた表現であり、暮らしの中に静かな力をもたらしてくれるもの。 現代の住まいにも、書は意外なほどよく馴染みます。 むしろ、色や形で満たされた時代だからこそ、「線と余白」で語る美しさが際立つのです。 1. 線が呼吸するアート 書の魅力は、線にあります。 太さや勢い、かすれ、...

■ どこに相談すればいいのか? 家を建て替える、あるいはリフォームを考えたときに、最初に迷うのが「どこに頼むか」です。 検索すると、設計士、工務店、ハウスメーカー……とさまざまな選択肢が出てきます。 でも実は、この3者には得意・不得意がはっきりあります。 価格だけで選ぶと、後になって「思っていたのと違った」ということにもなりかねません。 それぞれの特徴を理解することが、納得のいく家づくりの第一歩です。 ■ ハウスメーカーの強...

二世帯住宅を検討するご家族から、よく聞かれる質問があります。 「二世帯住宅って、光熱費が高くなるんですか?」 答えは一言で言えば「設計次第」です。 同じ二世帯住宅でも、暮らし方と設計の工夫によって、光熱費の差は月に数千円〜1万円以上になることもあります。 では、どんな工夫をすれば快適さを保ちながら光熱費を抑えられるのでしょうか? 1. 二世帯住宅の光熱費が高くなりやすい理由 一般的に、二世帯住宅の光熱費が上がる理...

家の中の空気は、目に見えません。 だからこそ、多くの人が「換気」の大切さを忘れがちです。 けれど、空気の質は、家族の健康や気分、集中力にまで深く関わっています。 私はこれまで数多くの住まいを設計してきましたが、“換気の仕方”を変えただけで、家族の体調や暮らし方が本当に変わったという声をたくさん聞いてきました。 換気は「新しい空気を入れること」ではない 多くの人が「換気=外の空気を入れること」と考えていますが、実はそれ...

「壁を厚くすれば音は漏れない」──そう思っていませんか? 実は、防音性能を大きく左右するのは窓とドアです。 どんなに壁や床をしっかり施工しても、音の出口となるこの2か所の対策が不十分だと、“音の逃げ道”ができてしまいます。 1. 音は「空気」と「すき間」から漏れる 音は空気の振動です。 つまり、わずかなすき間があるだけで、そこから簡単に漏れ出してしまいます。 特に窓やドアのまわりは、構造上、開閉に必要な“遊び”がある...

介護や車椅子での生活を支えるために、手すりやスロープ、昇降機などを設置する。 そんなとき、多くのご家庭がまず相談するのが「福祉用具業者」ではないでしょうか。 福祉用具の専門知識を持つ彼らは、道具や設備の提案に長けています。 しかし、そのまま「家づくり」まで任せてしまうと、後悔につながるケースが少なくありません。 なぜでしょうか? 1. 福祉用具の専門家=暮らしの設計者ではない 福祉用具業者は、個々の製品の使い方や安全...

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