一番汚れにくいのはどれ?外壁材を徹底比較!
住宅の外観を決定づける外壁材は、形や質感、色などを吟味して慎重に選びたいところ。加えて、常に美しい外観を保つためには、汚れに強い外壁材を選ぶことも大切です。そこで今回は、外壁の特徴を「汚れにくさ」の観点からピックアップし、紹介いたします。
汚れに強い外壁とは?
現在、木造住宅の外壁材では「窯業系(ようぎょうけい)サイディング」が主流です。ハウスメーカーの建売住宅などにも多く見られ、レンガ調や木目調などさまざまな質感があるほか、施工も簡単なので手軽かつコストを抑えられる点が人気の理由です。最近では表面に特殊な塗装が施された製品も多数登場しており、汚れにくさにも定評があります。
窯業系サイディングよりもシャープでエッジの効いた外観にしたい場合は、「ガルバリウム鋼板」などの金属系外壁材もオススメです。金属ならではのシャープさに加え、軽量な点も魅力。表面には特殊な皮膜が施されているため耐候性が高く、こちらも汚れにくいと言われています。
一方、柔らかく高級感のある外観にしたいなら、「左官」や「塗装」などの湿式工法が適しています。職人による手作業になるため工期は長くなり、またコストも高くなりますが、他の外壁材にはない独特な質感が得られます。ただし左官や塗装仕上げは一般的に、サイディング・金属系外壁材よりも汚れには強くありません。「美しい外観のためならメンテナンスの手間は惜しまない!」という人にはオススメできる外壁材です。
おすすめの外壁メンテナンス方法
どんな外壁材も、排気ガスや雨水に混じった物質などにより、経年による汚れは避けられません。汚れが目立つようになってきたら、それぞれの外壁材に合った方法でメンテナンスをしてあげましょう。
窯業系サイディングや金属系外壁材の場合は、ホースで水をかけたり、雑巾で拭いたりといった方法が適しています。頑固な汚れがある場合は、中性洗剤を使用すると効果的です。ただしこの時に気をつけたいのが、サイディングや金属の表面に塗られた塗装や皮膜が剥がれないように気をつけることです。高圧水による洗浄や、たわしなどの固いブラシなどでこすってしまうと塗装が落ち、美観を損ねてしまうので注意しましょう。
最後に左官や塗装による外壁ですが、こうした外壁材は比較的柔らかいため、水をかけたりスポンジでこすったりといった清掃は適していません。一般的には、15~20年程度のスパンで塗り替えを行うケースが多くなっています。
このように、外壁材はそれぞれ特性が異なります。外壁材を選ぶ際は、汚れにくさやメンテナンスの手間なども考慮したいところです。
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上記の記事は、2015年12月11日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。