-暖かさもデザイン性も魅力的-薪ストーブの家特集

暖房器具としてはもちろん、インテリアとしても人気の高い薪ストーブ。薪ストーブといえば欧米の住宅で使われているイメージがありますが、最近は日本でも設置する人が増えています。今回は薪ストーブの魅力と、導入に当たっての注意点を見ていきましょう。

薪ストーブは燃料の確保が肝心!

薪ストーブの魅力は、遠赤外線による熱で家全体をやさしく暖めてくれること、空気が乾燥しにくいこと、さらに音も静かで、ストーブの上でお湯を沸かしたり料理をしたりできることなどが挙げられます。もちろん、インテリアとして楽しめる点もポイント。存在感のある薪ストーブは空間のアクセントになり、ゆっくりと燃える炎がリラックス効果を与えてくれます。エアコンや石油ストーブでは決して得られない魅力が、薪ストーブにはたっぷり詰まっているのです。
そんな薪ストーブですが、導入に当たって避けては通れないのが燃料の問題。燃料として大量の薪が必要となるため、これをどうやって調達するのか、購入する場合はその費用も見込んでおかなければなりません。調達した大量の薪をストックしておく保管場所も必要で、さらに1年に1回程度の煙突掃除も欠かせません。たくさんのメリットがある薪ストーブですが、導入する場合は維持に必要な費用や手間を考慮したうえで慎重に検討したいところです。

設置時の注意点

薪ストーブの設置にはいくつか特別な工事が必要となります。1つは、床の補強です。薪ストーブは100~200㎏と大変重量があるため、この重さに耐えられるよう、ストーブを設置する部分の床の下地材を増やして補強する必要があります。
もう1つが、薪ストーブ周辺の床や壁を不燃材料で仕上げることです。薪ストーブはリビングに設置するケースがほとんどですが、防火上、フローリングの床や壁紙が張られた壁の近くにそのまま設置することはできません。床や壁の一部をレンガやタイルなどの不燃材で囲む必要があることも覚えておきましょう。
そして最後に、煙突工事が必要になる点も忘れてはなりません。煙突には壁を貫通させる「壁抜き」タイプと、屋根を貫通させる「屋根抜き」タイプがあります。壁抜きタイプは屋根に穴を空けないぶん雨漏りの心配は少なくなりますが、煙突を途中で曲げる必要があるため、まっすぐに立てられる屋根抜きタイプよりも掃除の手間が増え、また薪ストーブの燃焼力もやや落ちてしまう傾向にあります。メリット・デメリットを比べたうえで決める必要があります。

建築家による薪ストーブのある家の事例

建築家がさまざまな工夫を凝らしデザインをした、薪ストーブのある家の作品をラインナップしてお届けします。

  • 2KAM

    間取り
    -LDK
    延床面積㎡
    153.6㎡
    敷地面積
    244.2㎡
    こだわりポイント

    鎌倉の借景をどのように内部と一体化するかを考えた住宅です。 豊かな緑の遠景とリビングが一体になるような外部バルコニーを配置し、 2階リビングの開口は両サイドに引き込まれて、内外の境界を曖昧にします。 構造体である2階の柱をリビングとダイニングの結界として配置し、それを基点に回遊できるように考えています。 質感と量感を重視した住宅です。

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  • 佐久平の住宅/A邸

    間取り
    3LDK
    延床面積㎡
    81.1㎡
    敷地面積
    330.5㎡
    こだわりポイント

    高齢のご夫婦の終の住処です。現在の身体能力を前提に、将来的な変化にどのように対応するかを建主夫婦と幾度となくシミュレーションを行いました。車椅子使用時や、雪は少ないが厳しい冬季の快適さなどを検討し、将来的にスロープを設置できる内外の土間空間や、冬季にも閉めたままで日中を過ごせる格子防犯戸、可動間仕切り家具のある寝室に隣接する水回りなど、積み上げていくように設計されています。

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  • 門戸厄神の家

    間取り
    -LDK
    延床面積㎡
    -㎡
    敷地面積
    -㎡
    こだわりポイント

    築30年以上の木造2階建住宅の全面リフォームです。 新築当時は建て売り住宅で、間取りが細かく大きな空間がなかったため、1部2階の床を撤去して吹抜け空間を造り光が降りそそぐLDKになりました。新築購入後にガレージ上部を増築されていましたが、今回それを撤去し2階のライブラリーの外にルーフデッキを造って快適な外部空間になっています。1階道路側は奥様の彫金アトリエを造り、トップライトから採光して落ち着いて創作できるスペースになりました。室内の仕上げは自然素材でまとめ、特にヘリンボーンのフローリングは大変表情のある床になりました。

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  • A HOUSE

    間取り
    3LDK
    延床面積㎡
    192.0㎡
    敷地面積
    284.7㎡
    こだわりポイント

    360度の風景を楽しめるといってもハイライトである富士山側の眺めを最大限に取り入れる為に、北西側の外壁の長さを少し延ばした。それによって2階の各スペースに微妙なねじれが生まれた。XYの完全なシメトリーに対し、この自己主張するでもないねじれは色のない内部空間や外観を少し和らげているのではないかと思う。同じようにパステルカラーの仕上げ材や古材のフローリングもコンクリートの冷たさに少し暖かさを与えているのではと思っている。

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  • フレンチ・ルネッサンスの家

    間取り
    -LDK
    延床面積㎡
    -㎡
    敷地面積
    -㎡
    こだわりポイント

    フランス郊外のお洒落な豪邸、軽やかで且つ重厚な佇まい、いつまでたっても飽きのこない定番のデザインの中に個性を持たせました。とにかく、こだわりが強く納得するまで何度も何度もラフプランを造り、楽しんで家造りが出来ました。

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  • 樟葉の家

    間取り
    3LDK
    延床面積㎡
    192.0㎡
    敷地面積
    284.7㎡
    林雅子
    • 関東
    • 東海
    • 関西
    • 九州
    こだわりポイント

    設備や内装にはあまりこだわらず、趣味を楽しむための空間を充実させた住まいです。 これから花つくりや油絵、陶芸、機織、刺繍などいろいろに暮らしを楽しんでいかれることと思います。 数年後には、屋上緑化や庭の草花、壁はツルバラで覆われている予定です。

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  • COAN

    間取り
    -LDK
    延床面積㎡
    -㎡
    敷地面積
    -㎡
    こだわりポイント

    シンプルモダン+和のデザインとし、プランはダイニングリビングを中心に寝室、水回りを1階に配置し、2階には最小限の子供室を配置。茶の間でくつろぐ、巣立つ子供ではなく親自身の為の家を実現できました。

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  • 栗東の家

    間取り
    3LDK
    延床面積㎡
    -㎡
    敷地面積
    -㎡
    こだわりポイント

    もともと店舗(食堂)であった鉄骨平屋建ての部分と、木造2階建て住宅の部分をあわせてリノベーション。鉄骨骨組みにより自由で開放感のあるプランが可能となった。 観葉植物が大好きな住まい手のために、インナーテラスを計画。リビングの延長として使える外部空間として、また視覚的にも潤いが得られる計画となった。

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  • 学園前の家

    間取り
    -LDK
    延床面積㎡
    -㎡
    敷地面積
    -㎡
    こだわりポイント

    LDKを生活の中心とするため,何よりその快適性に重点を置いた設計としました。敷地間口の長さを生かした横長の平面形状として、長さ6.5間・幅2.0間の約26畳の広大な空間が現出、日当たり良好のこの室内には調理の出来る薪ストーブ、レトロなオルゴール等の時間を愉しむアイテムが配備され多人数の来客にも対応できるスペースが生まれました。

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  • 木組の家

    間取り
    2LDK
    延床面積㎡
    135.0㎡
    敷地面積
    2132.0㎡
    こだわりポイント

    丸太柱と吹抜空間のあるダイナミックな空間構成と自然素材に包まれた別荘建築です。敷地は国定公園に近く、緑豊かな大自然が広がっています。直径2尺の欅丸太柱を家の中心に据え、大切な自然材料を長く使える形で構造体として、また家のシンボルとして生活空間に活かしました。

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  • 市川のコートハウス

    間取り
    -LDK
    延床面積㎡
    139.5㎡
    敷地面積
    165.0㎡
    長浜信幸
    • 関東
    • 東海
    • 関西
    • 九州
    こだわりポイント

    郊外の標準的な住宅地ですが敷地の北側に人の立ち入らない雑木林が残っていて、その環境を上手に取り入れる事がテーマのひとつになりました。一方でプライバシーを守るために南側の道路面はあえて閉じて、中庭を囲むコートハウスの配置としています。そして、家のどこからでも北側の緑が見通せるように配慮することで、常に外部空間を感じることの出来る開放感に満ちた住宅となっています。

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  • 今治大島M様邸

    間取り
    -LDK
    延床面積㎡
    -㎡
    敷地面積
    -㎡
    こだわりポイント

    敷地からのイメージ、高低差、見るべきもの、消したいもの、室内空間・環境、構造、コストなど様々な物事が、機能・品質・デザインの調和、配置、ボリューム、陰影、開口、素材、色彩での建築的構成もストーリーどおりに完成までたどり付きました。

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