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建築界の賞と言えば、海外ではプリツカー賞、国内では日本建築学会賞が有名ですが、それだけではありません。じつは日本にはさまざまな「賞」があるのです。それぞれの賞は何を評価しているのでしょう?また賞を取る建築はいったい何がすごいのでしょうか。

建築界の「賞」

建築に限らず、あらゆるもののデザインに与えられる賞として有名なものに「グッドデザイン賞」があります。同賞は公益財団法人・日本デザイン振興会が定めた「総合的なデザインの推奨制度」です。1957年に通商産業省が始めた「グッドデザイン商品選定制度」(通称Gマーク制度)が前進となっており、デザイン全般を扱う賞としては最も歴史あるものと言えます。
あらゆるデザインが賞の対象となっており、過去にはソニーのペット型ロボット「AIBO」(1999年)やトヨタ自動車の「プリウス」(2003年)など、日本を代表するような有名商品が受賞しています。建築や空間デザインの分野では、仙台市の複合文化施設「せんだいメディアテーク」(2001年)、札幌市の「モエレ沼公園」(2002年)、JR北海道の「岩見沢駅」の駅舎(2009年)などが受賞しています。
新築以外でも、公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターが主催している「住まいのリフォームコンクール」など、リフォーム建築のデザインを評価する賞もあるので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

賞は何を評価しているの?

さまざまな建築の賞があることは分かりました。では、各賞はいったいどんなことを評価して作品に賞を贈っているのでしょうか?
前述のグッドデザイン賞の場合、ポイントは「公益性」です。単純に優れたデザインであるというだけではなく、そのデザインが「産業を活性化させ社会を発展させていくことに貢献できるか」が重視される傾向があります。つまり「世の中をより良くするか」が問われているわけで、旧・通産省がつくった賞である来歴が色濃く現れています。建築は、オフィスビルであれ住宅であれ、そもそも公共性を無視できないものなので、グッドデザイン賞の理念とマッチしやすいと言えるでしょう。
一方、リフォーム分野の賞として紹介した「住まいのリフォームコンクール」の目的は「住宅リフォームの促進とリフォームの水準の向上」です。優秀な事例を広く紹介することで、リフォームの活性化につなげたいというわけです。
このように、建築作品はさまざまな賞によって評価されているのです。

建築家による受賞作品の事例

建築家がさまざまな工夫を凝らしデザインをした、受賞作品をラインナップしてお届けします。

  • まといの家 YSY HAUS

    間取り
    3LDK
    延床面積㎡
    92.0㎡
    敷地面積
    183.0㎡
    鵜飼昭年
    • 関東
    • 東海
    • 関西
    • 九州
    こだわりポイント

    まちなみの様々な要素を参照しながら、有機的な形態としてまとめつつ、家族が寄り添って住める優しい家をめざして作りました。小高い丘の上から見える瀬戸の街、遠くには名古屋の街も見渡せます。森に寄り添うように家は建ち、傾斜を利用しながら緩やかで一体感のある住宅となっています。

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  • HIROO FLAT:地形への応答

    間取り
    -LDK
    延床面積㎡
    552.0㎡
    敷地面積
    318.6㎡
    渡辺純
    • 関東
    • 東海
    • 関西
    • 九州
    こだわりポイント

    土を捏ね焼成されたことでヒューマンなぬくもりを感じる、立体タイルによる大型透かし積みスクリーンをインテリアデザインの主要素とし、外壁では同様に手作業による仕上がりを意識させるコンクリートはつり仕上げとしました。カジュアルで寛いだ雰囲気の横溢する住まい空間実現を目指し、住み手が自信をリクリエイトする場を創ろうとしています。程良いスケールの美しいファサードを街並みに対して現出させようともしています。

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  • Turn,Turn,Turn,

    間取り
    4LDK
    延床面積㎡
    238.1㎡
    敷地面積
    330.6㎡
    伴尚憲
    • 関東
    • 東海
    • 関西
    • 九州
    こだわりポイント

    「長く住み続けられる住宅」を実現する為に構造やプランを工夫しました。RC造と木造を合理的に採用し、増改築への対応性を追求しました。また、周囲のスロープと各部屋の仕切りに障子を採用し、温熱環境の調整やプライバシー確保を容易にできるようにしました。さらに、障子を閉めるとスロープ部分が空気の通り道となり、住宅全体で自然の力による重力換気ができるようになっています。

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  • House D

    間取り
    4LDK
    延床面積㎡
    100.5㎡
    敷地面積
    66.0㎡
    こだわりポイント

    建売住宅購入時の判断要素として、1.価格、2.立地、3.プラン、が挙げられます。でも一方で、安定した価格内で販売競争力を得るためには4番目の要素(付加価値)が必要となります。材料やディテールにこだわった空間。不特定多数に柔軟に対応できるプランニング。町並と調和した外観デザイン、等。実物を体験してから購入できる建売住宅最大の特徴を利用して、要所にデザインを取り入れ顧客へのアピールポイントとしました。

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  • 町家と住宅

    間取り
    3LDK
    延床面積㎡
    敷地面積
    河田剛
    • 関東
    • 東海
    • 関西
    • 九州
    こだわりポイント

    従来の町家に設けられた敷地の中央や裏に採光や通風のための「庭」と同じように、この住宅では、1階から3階までつなぐ大きな吹き抜け空間が「庭」のような存在です。高窓を設けて、すぐそばに迫る隣家からプライバシーを守りつつ、開放的に過ごす事ができるように配慮しています。また一方で、各階の天井高さは2100mmと一般的な高さより低めに設定。場所によって開放感だけでなく、落ち着きも感じられるつくりになっている。

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  • 雑木林に浮かぶ平屋住宅

    間取り
    2LDK
    延床面積㎡
    112.3㎡
    敷地面積
    308.7㎡
    こだわりポイント

    奈良市内の新興住宅地で売れ残っていた未造成宅地に建つ「現代の夏を旨とした住まい」。 3方を囲う太い格子は防犯と通風を兼ねている為、夏の夜は窓を開け放して眠ることができる。昼は高木が直射日光を遮り、緑で冷やされた風が開け放しの家を通り抜ける為、2005年竣工以来、今もエアコン無しで暮らしている。高床式は湿気対策でもあり暑さ対策は建物の構造に、寒さ対策は温水床暖房に頼っている。

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