住まいと街をつなぐ!エクステリアの重要性

エクステリアとは、門・塀・庭などだけではなく、家を取り囲む外部空間。住宅の敷地の中から、インテリア部分を除いたすべてです。エクステリアには、住まいと街をつなぐ役割があり、さまざまな使い方や機能があります。

マスコットキャラクターアフタ・ビフォ・ピラミドス

ゾーニングは動作の流れをイメージ

エクステリアはインテリアに比べて、全体をイメージすることが少ないようです。工費については、総工費の1割くらいが理想でしょう。
エクステリアのゾーニング(配置計画)は、機能や活用法を明確にすることが大切です。例えば「侵入を防ぐ/導く/見せる/見る/しまう/憩う/働く/風を通す/光を通す」というように、役割を一つひとつ検討します。プラン作成にあたっては、道路の方から塀を見て、外観をながめ、門をくぐってアプローチを通って、ポーチに立って……等々、動作の流れを一つひとつイメージします。
ゾーニングを終えたら、まず門の位置を決めます。門と玄関との距離の取り方で訪問客の印象は変わり、その距離が長いほど格好よく見せられます。塀や門で敷地を外から完全に遮断すると、閉鎖的なイメージをつくるばかりでなく、狭い敷地を一層狭く見せてしまいます。塀を低くして植栽するのもいいでしょう。道路側に生け垣や花潅木を高低差つけて植えれば、圧迫感を防げるだけでなくプライバシーも確保できます。

気候や生活風土も考えたデザインを

エクステリアのデザインにも個々人の好みがありますが、建物や周囲の環境とバランスをよく考えて選びましょう。門や塀、アプローチ、庭など個別のデザインについても、それぞれが全体の中で調和しているか、スペースを生かしているかなどがポイントになります。
スタイルの分類で言えば、モダン調のエクステリアは、シンプルで明るく、機能的な構成が特徴です。タイルを外構に使うなど、現代感覚でまとめれば、コンクリート住宅にも似合います。ロマン調は、優雅でおしゃれなイメージのデザインで、どちらかといえば若いファミリー向きといえます。クラシック調は、西欧の伝統的な様式や雰囲気を取り入れたデザインなどを外構に使うのが特徴です。例えば、現代感覚のアルミ製フェンスなどは無駄のないすっきりした見た目になります。和風調の場合、吹き付けの塀でも低くして、笠木に日本瓦を使ったり通気孔を設けるなど、軽快感を出しましょう。天然素材でなくても、アルミ製の屋根付き門や合成石、竹垣や生け垣などで落ち着いた雰囲気を演出することができます。

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上記の記事は、2011年7月25日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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