理想の家づくりは「目的の明確化」と「ゾーニング」から!
いざ「家を建てよう!」と決意しても、どこから始めればいいのかわからないという人も多いでしょう。家づくりを初めて検討するなら、あまり堅いことばかり考えず、まずは「どんな家に住みたいか」「どんな生活がしたいか」について考えてみましょう。そして、その考えを「ゾーニング」で形にすれば、少しずつその後の計画が見えてくるはずです。
リビング・ダイニングとキッチンを重視する
家をつくることの目的は人によってさまざまですが、多くの人が、一緒に住まう家族とのコミュニケーションや団らんを重視したいと考えるでしょう。こうしたコミュニケーションや団らんを重視したい場合、家の中でもっとも大きな役割を果たすのが家族の集まることの多いリビング・ダイニングです。リビング・ダイニングでは、「家族で何をして過ごすのか」→「どこに配置するか」→「レイアウトをどうするか」→「インテリアのデザインテイストはどうするか」という順序で整理するとよいでしょう。
同様に、食事も家族とのコミュニケーションを図るきっかけとなりますので、キッチンも重要になります。キッチンのプランを考えるうえでは、「キッチンをどこに配置するか」→「レイアウトをどうするか」→「キッチン内の家電や設備は何を使うか」→「インテリアのデザインテイストはどうするか」という順序で考えます。
このようにプランを立てるうえでは、まず住まいに何を求めるのかを明確にしておくことが大切です。そこから生まれた要望やイメージを徐々に具体化して、最終的に必要なものを絞り込むのです。そしてその後の依頼の際には、絞り込んだ結果を建築家などに伝える事ができれば、理想の家づくりにぐっと近づきます。
ゾーニングのポイント
家づくりを検討する際、最初の段階で考えておきたいのが「ゾーニング」です。一般的に、住宅の機能は次の3つに分けることができます。
1. パブリックゾーン
家族が集まるゾーン。 リビング・ダイニングなどがこれにあたります。
2. プライベートゾーン
寝室や子ども屋など、主に家族が個人で使用するゾーンです。
3. サービスゾーン
生活に必要となる作業を行うゾーン。キッチンや浴室、トイレなどがこれにあたります。
こうした機能に適するように、家の中をいくつかのゾーンに分けることを「ゾーニング」と呼びます。
これらの中では、通常、家族の集まるパブリックゾーンを中心にプランニングを進めます。そして、パブリックゾーンからの視線や音の影響を受けにくい位置に寝室などのプライベートゾーンを配置するとよいでしょう。また、サービスゾーンについては、使い勝手を考慮して、その他の各ゾーンから等距離に配置するのが理想です。
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上記の記事は、2011年9月9日のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。