意外な事実!? 内装・設備費がコストを左右する!

プランニングを終え、工事が着工すると、徐々に欲が出てくるのが家づくりの常です。なかでも内装や設備機器は日常的に使用し、常に目に入る部分なので、よりハイグレードなものを採用したくなるものです。では、こうした内装や設備機器はコストにどのくらい影響するのでしょうか。

マスコットキャラクターアフタ・ビフォ・ピラミドス

面積の大きい壁材と床材は影響「大」

住宅のコストに大きく影響する内装材の代表が、全体に占める面積の大きい「床材」と「壁材」です。
最も一般的な床材はフローリングですが、一口にフローリングと言っても、集成材よりも無垢材の方が費用は高くなります。すべての床を無垢材にするとコストが上がりメンテナンスの手間も増えますので、例えばリビングの床だけは無垢材にするなど、コストと快適性・デザイン性のバランスを考えた計画が必要になります。
壁材にもさまざまな種類があります。現在多くの住宅で広く普及しているビニールクロスは、大量生産が可能で施工も容易なため、もっとも安価な壁材です。一方、塗装の壁はビニールクロスに比べて施工に手間がかかるため少々割高になります。左官などの塗り壁はこれら2つよりもさらに高額となりますが、他の壁材にはない独特の風合いが実現できます。
壁や床のほか、建具もその種類によってコストが大きく異なります。アルミサッシなどの既製品がもっとも安価ですが、複雑な形状の建具や、建築家による造作の木製建具などは、見た目に美しくデザイン性が高い一方、コストが高くなるのが一般的です。

設備機器も多種多様

床材や壁材などの内装材と同様、バリエーションが多く、製品によって費用が大きく異なるのが設備機器です。例えばキッチンなら、通常の既製品は2.4m幅で50万円程度が一般的な目安となりますが、大きさや仕上げの素材などによって変動します。トイレや洗面室、浴室などの水廻りも同様です。高機能・多機能な便器が数多く販売されていますが、高機能な分だけ単価は高くなります。浴室も、ユニットバスやハーフユニットバスと呼ばれる既製品は比較的安価になりますが、既製品を使わない在来浴室では、デザインの自由度が高くなる分、費用も高くなります。
このように内装や設備機器には多くの種類があり、性能やデザイン性によって費用が異なりますから、「上を見ればきりがない」と考えるべきです。理想とする住まいと予算のバランスを考慮して、実現可能なラインを見極めることが、快適な住まいを手に入れるためのポイントだと言えるでしょう。

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上記の記事は、2011年9月30日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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