今更聞けない!住宅ローンと金利の常識

住宅を購入する人のほとんどが利用している住宅ローン。住宅ローンは銀行などの金融機関から借り入れますが、金融機関ごとにさまざまな種類があり、メリットやデメリットが異なります。ここでは、住宅購入の際に絶対に知っておきたい、住宅ローンの基礎知識を説明します。

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住宅ローンは「住むための家」にしか使えない!

住宅ローンの用途は、通常、本人もしくはその家族が居住するための住宅を建てる費用にしか使うことができません。投資目的でマンションやアパートを建てる場合や、土地のみを購入する場合には住宅ローンが利用できないので注意が必要です。ただし、そこに住宅を建てることを前提とした場合、土地代を住宅ローンに含めることができます。この場合でも、土地の購入から数ヶ月以内に住宅工事に着工するなどの条件があります。

住宅ローンは「金利」のタイプで決まる!

住宅ローンを利用する場合、最も重要になるのが「金利」です。現在、住宅ローンの金利には大きく分けて3つのタイプがあります。まず1つめが、金利が1年に2回見直される「変動金利型」と呼ばれるタイプ。ただし、金利が変わっても、5年間は返済額は変更されません。金利が上がっても返済額は増えないためリスクは低減されますが、その代わり、金利の上昇幅が大きい場合、返済額に占める金利の割合が増えることになりますので、元本がなかなか減らないという状況になる可能性があります。
2つ目は、「全期間固定金利型」と呼ばれるタイプ。最近人気の「フラット35」などはこのタイプに当たります。返済までの全期間にわたって金利が変わらないため返済額が変動せず、返済計画が立てやすいというメリットがあります。金利の安い時期に借り入れれば大きなメリットが得られますが、逆に金利が高い時期に借りてしまうとその金利のまま完済しなければならないというリスクもあります。
そして3つ目が、「固定金利期間選択型」と呼ばれるタイプです。固定金利選択型は、ある一定期間(2年、3年、5年、10年などが一般的)は固定金利とし、その後のローン返済は異なる返済方式で金利を支払うタイプの住宅ローン金利です。固定金利の期間が終了した後は、その時点での固定金利もしくは変動金利のどちらかを選択することができます。ただし見直し時期の金利が上昇していた場合はその分返済額も増えるので注意が必要です。
このように住宅ローンにはさまざまなタイプがあり、それぞれにメリットやデメリットが存在します。いずれにせよ、不動産会社や金融機関などから情報を集め、金利や借入期間、借り換え時の手続き方法など、さまざまな要素を踏まえて、慎重に検討しましょう。

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上記の記事は、2011年9月30日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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