安心・安全な子ども部屋は素材&設備選びから
注文住宅の子ども部屋は、家族とのコミュニケーションが図れる動線計画、将来の更新性など、考慮すべきポイントはさまざま。これらに加え、子どもが安心して過ごせる部屋をつくるためには、床や壁の素材から照明や換気などの設備にも気を配りましょう。
床・内壁は汚れても大丈夫なものを!
幼児期から小学校低学年くらいまでの間は、子供部屋の床や壁は、飲み物をこぼしたり落書きなどで汚れてしまうことが多いもの。床の素材は、タイルやフローリングなど掃除の楽なものを選ぶようにしましょう。ただし、これらの素材は硬く、直接座った場合に冷えてしまうという欠点もあるので、子どもが遊ぶスペースにのみラグやカーペットをひくなどの対策が必要です。
内壁の素材は、合板やコルク、紙などの自然素材を使うよう心がけましょう。内壁では素材も重要ですが、色彩にも気を配りたいところ。小さいうちは、子供部屋は遊び場としての役割が大きいため、明るくカラフルで活動的なイメージの色をふんだんに取り入れるとよいでしょう。その分、リビングやダイニングなどの色彩を落ち着いた色にして、子どもがほっとできる空間にすることも重要です。
勉強部屋には欠かせない「採光」と「換気」
勉強の場として子供部屋を考える場合、部屋の明るさは非常に重要なポイントになります。スタンドなどの部分照明だけに頼ってしまうと、室内の暗い部分と明るい部分の落差が大きくなりすぎて目が疲れたり、視力が低下する原因となります。他の居室と同様、部屋全体を明るくする全体照明も取り入れるようにしましょう。
また、高気密化の進む現代の注文住宅の子供部屋では、アレルギー性疾患対策の観点からも、換気計画を十分に検討する必要があります。2方向に窓を設けて通気を確保するのがもっとも手っ取り早い方法ですが、外部環境などの問題で窓の設置が難しい場合は換気扇や換気口を設置する方法もあります。
こうした照明や換気の計画は、建築家の専門分野です。建築家に家づくりを依頼するのであれば、子供部屋の照明・換気計画について相談してみると安心できるでしょう。
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上記の記事は、2011年11月11日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。