リフォームとリノベーションの違い

近年、日本では、既存の建物を上手に活用する、いわゆる「住宅ストック型社会」への変化が求められています。そのカギとなるのが、「リフォーム」や「リノベーション」です。今回は両者の違いを踏まえ、リフォーム・リノベーションの魅力についてご紹介します。

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「リフォーム」と「リノベーション」はどう違う?

山本嘉寛さんの作品事例「着替える家」

いい空間を一緒につくる建築家・山本嘉寛さんの作品事例着替える家

しばしば同じ意味で使われている「リフォーム」と「リノベーション」という言葉ですが、両者の違いはどのような点にあるのでしょうか。
実は、それぞれに厳密な定義というものは存在しません。ただし、一般的にリフォームは、単純な修繕や補修工事などを指すことが多くなっています。つまり、壁紙や床など、内装の張り替えや水廻りの交換、屋根や外壁の仕上げ材を施工しなおすなどの工事によって、建物を新築時と同じ状態に戻す、というイメージです。
一方リノベーションは、補修や修繕だけでなく、間仕切り壁を移動させて間取りを変更したり、配管工事を同時に行って水廻りの位置を変えたり、収納を増やしたり……といった、建物に新たな付加価値をもたらす工事、というニュアンスで用いられています。
例えば、購入した中古住宅を自分の家族構成やライフスタイルに合わせて暮らしやすい住まいにしたい、といったケースではリノベーションが有力な選択肢となるでしょう。

工事の依頼先はどう選ぶ?

内装の更新や水廻りの交換といったリフォーム工事の場合、新築時に施工を担当した工務店などに依頼するのが一般的です。リフォームの場合はもちろんこれで問題はありませんが、リノベーションをするとなると話は別です。
例えば間取りの変更を伴うリノベーション工事の場合、多くの人が「明るくて広いリビングが欲しい」、「家事や育児に適した間取りにしたい」など、何かしらの要望を持っているもの。工務店は施工のプロですが、こうした間取りに関わる要望を叶えることは得意ではありません。
そこで頼りにしたいのが、住まいや暮らしのプロである建築家です。現状の住まいにどんな不満があり、今後どう暮らしたいのか、建築家ならしっかりと汲み取ってくれるはず。さらにリノベーションを得意とする建築家なら、自分が想像もしなかったプラスアルファの提案をしてもらえるかもしれません。リフォームでなくリノベーションを検討するなら、ぜひ建築家に相談してみることをおすすめします。

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上記の記事は、2015年10月23日現在のものです。掲載情報の著作権は株式会社オウチーノ(以下:弊社)に帰属します。情報内容は保証されるものではありませんので、万一この情報に基づいて被ったいかなる損害についても、弊社および情報提供元は一切の責任を負いません。予めご了承ください。

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